2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of LC-MS/MS methods to analyze lipid molecules that possess unique structures for the elucidation their functions
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16H06637
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
伊藤 隼哉 山形大学, 農学部, 研究支援者 (50781647)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | 食品科学 / 過酸化脂質 / 糖化脂質 / 質量分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題「LC-MS/MSによる変性・修飾脂質の異性体解析法の構築と機能性の解明」では、従来解析が困難であった過酸化脂質(例:スクアレンヒドロペルオキシド)や糖化脂質(例:アマドリ型ホスファチジルエタノールアミン)といった特異な構造を有する変性・修飾脂質の高感度・高選択的なLC-MS/MS分析手法を構築することを目的とした。具体的には、応募者がこれまで取り組んできた過酸化脂質の解析において極めて有効であった、アルカリ金属イオンを用いたLC-MS/MS分析法を応用展開した。本法の大きな特徴は、LC-MS/MS分析時にアルカリ金属イオンが存在することで、構造解析に有用なフラグメンテーションが生じ、フラグメントイオンを適切に選択することで高感度・高選択的なLC-MS/MS分析が可能となることである。この現象はすでに一部の過酸化脂質分子種(リン脂質ヒドロペルオキシド、脂肪酸ヒドロペルオキシド)において生じ、構造解析に非常に有用であることが明らかになっている。一方で、他の脂質分子種に関する有効性は未だ明らかでない点が多い。そこで本研究では、「アルカリ金属イオンを用いたLC-MS/MS分析法」をさらに進化・深化させ、これまで解析が困難であり、食品や生体における機能や活性に不明な点が多くある「特異な構造を有する脂質分子(例:過酸化脂質分子種や糖化脂質、プラズマローゲン、酸化ビタミンE、酸化カロテノイド)」の解析に臨み、脂肪酸ヒドロペルオキシド(Scientific Reports(2017))、スクアレンヒドロペルオキシド(Scientific Reports(submitted))、糖化脂質(Scientific Reports(revised))といった様々な分子種の解析法を構築した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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