2017 Fiscal Year Annual Research Report
Standardization of the Japanese version of the Brief Infant-Toddler Social and Emotional Assessment
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16H06781
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
矢郷 哲志 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00778243)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | 看護学 / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、1歳から3歳未満の幼児の社会-情緒、行動上の問題をスクリーニングする尺度である日本語版Brief Infant-Toddler Social and Emotional Assessment(BITSEA)の信頼性・妥当性の検討、標準得点・カットオフ値の設定、使用マニュアルの作成を行い、日本語版BITSEAを我が国の臨床現場で活用可能な尺度として確立することである。今年度は、昨年度に引き続き、データの二次分析による日本語版BITSEAの信頼性・妥当性の検討を行うとともに、自閉症スペクトラム(ASD)群及びグレーゾーン群のデータ収集に取り組んだ。具体的には以下の通りである。 1) 尺度の信頼性・妥当性の検討:既存データの二次分析を行い、再テスト法における級内相関係数の算出、評定者(夫婦)間一致率の算出、日本語版BITSEAの評定と既存尺度(子どもの行動チェックリスト:CBCL2/3、Pervasive Developmental Disorders Autism Society Japan Rating Scale:PARS)の評定及び子どもの行動上の問題に対する養育者の不安の評定との間の相関係数の算出を行い、日本語版BITSEAが十分な信頼性・妥当性を有することを確認した。また、PARSの得点においてカットオフ値を超える群は、そうでない群と比較して、問題領域の得点が有意に高く、能力領域の得点が有意に低いことを確認した。 2) 臨床群のデータ収集:ASD群、グレーゾーン群のデータは、既に収集されてデータと統合し、ASD群28例、グレーゾーン群23例、計51例のデータ収集を完了した。これら臨床群のデータを健常児群50例のデータと比較することで、日本語版BITSEAのカットオフ値を検討していく予定である。
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)