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2016 Fiscal Year Annual Research Report

安全な胎児娩出法に焦点を当てた熟練助産師の分娩介助手技に関する調査

Research Project

Project/Area Number 16H06832
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

内江 希  福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (10782683)

Project Period (FY) 2016-08-26 – 2018-03-31
Keywords分娩介助手技 / 熟練助産師
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、助産所で就業する熟練助産師が実施している安全な胎児娩出法について、モデル人形を使用し熟練助産師の考え方と技を現象学的に調査し、それらの関連を分析し、助産経験が少ない助産師に熟練助産師の技を継承することを目的としている。
熟練助産師の基準として、年齢50歳以上、経験分娩介助件数1000例以上、助産師経験年数30年以上の全てを満たすと設定した。調査の対象として、主に首都圏と近畿圏の助産所で働く熟練助産師をピックアップした。
研究同意があった熟練助産師のもとを訪問し、面接にて、胎児娩出法に対する基本的な考え方、現在の胎児娩出法に至った経緯、排臨から躯幹娩出までの胎児娩出法についてそれぞれの詳細な着目点・留意点について聞き取り調査を行う。その後、実際の安全な胎児娩出法について、モデル人形・ファントムを使用し動画撮影する。そのための聞き取り調査票の作成および動画撮影方法の手順書作成を行った。
研究者の勤務する大学の医学系研究倫理審査委員会での研究倫理審査は完了し、承認を受けている。
次年度は、聞き取り調査と動画撮影を実施し、熟練助産師の経験から生み出された考え方について記述的に統計する。実際の胎児娩出手技は、分娩第2期における排臨から躯幹娩出までの胎児娩出法についてそれぞれの詳細な着目点・留意点について確認し、言語化・映像化する。尚、本研究での「安全な胎児娩出法」とは、CTG判読、分娩三要素のアセスメント、呼吸法や体位変換、声かけなどのケアの要素は含まず、分娩外傷予防のための手技と定義する。
また、研究成果を論文としてまとめ、日本助産学会、国際助産師連盟学会(ICM)など国内外の学術学会で発表する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

聞き取り調査票の作成と動画撮影の手順書の作成は終了している。
研究者の勤務する大学の医学系研究倫理審査委員会での研究倫理審査は完了しており、承認を受けている。
対象としてピックアップした助産所に就業する熟練助産師に研究協力について依頼文を郵送済みである。

Strategy for Future Research Activity

研究同意があった熟練助産師のもとを訪問し、面接にて、胎児娩出法に対する基本的な考え方、現在の胎児娩出法に至った経緯、排臨から躯幹娩出までの胎児娩出法についてそれぞれの詳細な着目点・留意点について聞き取り調査を行う。その後、実際の安全な胎児娩出法について、モデル人形・ファントムを使用し動画撮影する。調査時間は対象者1人当たりおよそ90分程度とする。
熟練助産師の経験から生み出された考え方と手技について記述的現象学的に分析を行い、言語化し、映像化または図式化する。熟練助産師の安全な胎児娩出手技の基本的な考え方については、記述的に統計する。実際の胎児娩出手技は、排臨時から躯幹娩出までの胎児娩出法についてそれぞれの詳細な着目点・留意点について確認し、言語化・映像化する。また、研究成果を論文としてまとめ、日本助産学会、国際助産師連盟学会(ICM)など国内外の学術学会で発表する。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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