2017 Fiscal Year Annual Research Report
Anthropological Studies on the Relation between Witchcraft and Development
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16H06875
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山口 亮太 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特任研究員 (80783422)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | 妖術 / 開発 / アフリカ / 人類学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は本研究の最終年度にあたり、(1)コンゴ民主共和国におけるフィールド調査、(2)これまでの研究成果の発信を目指した。 (1)に関しては、2017年8月~9月にかけてコンゴ民主共和国に渡航し、チュアパ州ワンバ地域において農耕民ボンガンドの調査を行った。今回は、村から20キロメートルほどの範囲にある短期居住地をいくつか訪問し、森林内部での生業実態と、それに対する地元NGOと森林保護官が中心となって展開する野生動物保全プロジェクトの影響についての聞き取りを行った。地元NGOは、国際NGOと協力して保全プロジェクトを展開しており、その一環として住民の生活改善を目的とした支援活動も行っているため、この地域における開発実践の主たるアクターとなっている。また、この地域の開発の担い手として期待されている住民組織の活動についても観察と聞き取りを行った。 (2)については、2017年5月には第54回アフリカ学会にて、コンゴ民主共和国の農耕民ボンガンドの村落における生業活動についての口頭発表を行った。これは、対象地域における開発実践を議論するための基礎的な情報をなしているため重要である。また、本年度も引き続き、一般への研究成果の公開を行った。特定非営利法人アフリック・アフリカのウェブサイト上にて、2017年12月にコンゴ民主共和国の農耕民ボンガンドの商活動、2018年3月にはボンガンドの社会構造や生業についての概説的なエッセイを公開した。2017年8月~9月に調査した森林内部での生業および住民組織の活動については、同ウェブサイト上で2018年度に順次公開予定である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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