2016 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16H06985
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
杉田 和成 鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (40412647)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | 自然リンパ球 |
Outline of Annual Research Achievements |
自然リンパ球は、アレルギー炎症において重要な細胞の一つであり、アトピー性皮膚炎や喘息患者の上皮下に浸潤する。そのため、自然リンパ球がいかにバリアをコントロールしているか明らかにすることは意義深い。本年度は、自然リンパ球の同定と分取を行い、ケラチノサイトとの共培養システムの構築を行った。本システムにおいて、ケラチノサイトのバリア機能が低下することが明らかになった。他方、自然リンパ球からは、IL-4, IL-5, IL-13などのサイトカインが産生され、それらがバリア機能を修飾している可能性が考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
自然リンパ球の同定と培養システムの構築がなされるとともに、自然リンパ球によるバリア機能への修飾も明らかになり、順調に進んでいると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、自然リンパ球が、ケラチノサイトのバリア機能をいかに修飾しているか、そのメカニズムとターゲット分子を明らかにすることを視野にいれながら研究を進めている。今後はおもにケラチノサイトのバリア機能にフォーカスしながら検討したい。
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