2016 Fiscal Year Annual Research Report
EGFR-TKI resistance and epigenetic alterations in lung cancer treatment
Project/Area Number |
16H06988
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
枝園 和彦 岡山大学, 大学病院, 助教 (30708079)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2017-03-31
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Keywords | 非小細胞肺癌 / EGFR / 薬剤耐性 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子に活性型変異を有する肺癌に対しては、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)が高い抗腫瘍効果を示すことが知られている。一方で、EGFR-TKIによる治療中に薬の効果がなくなる薬剤耐性が起きることが問題となっている。我々は本研究において、この薬剤耐性を獲得する過程におけるマイクロRNAを中心としたエピジェネティクス異常と、それに関係する分子を同定し、これらを実験的に制御することでEGFR-TKI に対する薬剤耐性の一部が克服できる可能性が示唆される知見を得た。 肺癌細胞がEGFR-TKIに耐性化を示す過程で、上皮系細胞が間葉系細胞の性質を得て変化する上皮間葉移行(epithelial-to-mesenchymal transition; EMT)とよばれる現象が起きることが知られている。我々の研究によれば、EMTが起きる過程で、エピジェネティックな変化として、耐性化前後におけるマイクロRNA200ファミリーを中心としたマイクロRNA発現のダイナミックな変化が起きていることを突き止めていた。このマイクロRNA200ファミリーの変化に関与する分子を、肺癌細胞株に関する公共データベース等を用いて検討したところ、LIN28Bと呼ばれる分子が深く関与していることが判明した。我々の検討では、EMT特性を持つEGFR-TKI耐性細胞ではLIN28Bが過剰発現しており、マイクロRNA200を強制的に発現させることでEMT特性の消失と共にLIN28Bの発現が抑制されること、さらには癌細胞の増殖が抑制される可能性を明らかにした。一方で、これらの細胞においてLIN28Bの発現を実験的に抑制することでも癌細胞の増殖が抑制されることも明らかとなり、これらが新たな治療標的となり得ると考えられた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Targeting the miR-200c/LIN28B axis in acquired EGFR-TKI resistance non-small cell lung cancer cells harboring EMT features2017
Author(s)
Hiroki Sato, Kazuhiko Shien, Shuta Tomida, Kazuhiro Okayasu, Ken Suzawa, Shinsuke Hashida, Hidejiro Torigoe, Mototsugu Watanabe, Hiromasa Yamamoto, Junichi Soh, Hiroaki Asano, Kazunori Tsukuda, Shinichiro Miyoshi, Shinichi Toyooka
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 7
Pages: 40847
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Targeting miR-200c/LIN28B axis in acquired EGFR-TKI resistance non-small cell lung cancer cells harboring EMT features2016
Author(s)
Kazuhiko Shien, Hiroki Sato, Ken Suzawa, Shuta Tomida, Shinsuke Hashida, Hiromasa Yamamoto, Junichi Soh, Hidejiro Torigoe, Kei Namba, Mototsugu Watanabe, Hiroaki Asano, Kazunori Tsukuda, Shinichiro Miyoshi, Shinichi Toyooka
Organizer
IASCL World Congress on Lung Cancer 2016
Place of Presentation
Vienna, Austria
Year and Date
2016-12-04 – 2016-12-07
Int'l Joint Research