2017 Fiscal Year Annual Research Report
Circulating Level of Pigment Epithelium-derived Factor Is Associated with Vascular Function and Structure
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16H07000
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
梶川 正人 広島大学, 病院(医), 助教 (80777293)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | 終末糖化産物 / 色素上皮由来因子 / 血管内皮機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
終末糖化産物 (AGEs) とその受容体 (RAGE) が血管内皮機能障害に関わっていること、sRAGE値が血管内皮機能と正の相関関係にあり、AGEs-RAGE系を介した血管障害を抑制する役割を有すること、血清AGEs値、sRAGE値の比が、血清AGEs値、sRAGE値の単独測定よりも血管内皮機能を反映しており、AGEs-RAGE系が動脈硬化に関わっていることが報告されている (Kajikawa M et al. Diabetes Care. 2015)。これまでの基礎研究により、色素上皮由来因子 (PEDF) は抗酸化、抗AGE-RAGE、抗炎症などの抗動脈硬化作用を有すると考えられている。PEDFは、AGE-RAGEを介した動脈硬化を抑制すると考えられているが、ヒトにおいてPEDFと動脈硬化に関する研究は少ない。 本研究は、動脈硬化とPEDFとの関係を明らかにすることを目的としている。本研究の成果により、ヒトにおけるPEDFの役割が明らかとなり、動脈硬化に対する治療応用につながる可能性がある。血清PEDF値が、ヒトにおいて心血管障害の治療マーカーとして有用であるかの検討も行った。 広島大学を受診した連続150例を対象に、血清PEDF値と血管機能を測定し、その関連を比較、検討した。結果、血清PEDF値は血管機能障害を抑制する役割を有すること、血清PEDF値は血管内皮機能の予測マーカーとして有用であることが示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Vascular function is impaired in subjects with decreased circulating level of pigment epithelium-derived factor2017
Author(s)
Masato Kajikawa, Yukihito Higashi, Tatsuya Maruhashi, Shinji Kishimoto, Shogo Matsui, Haruki Hashimoto, Farina Mohamad Yusoff, Takayuki Hidaka, Kensuke Noma, Ayumu Nakashima, Takanori Matsui, Sho-ichi Yamagishi, Yasuki Kihara
Organizer
90th Scientific Sessions, American Heart Association
Int'l Joint Research