2017 Fiscal Year Annual Research Report
Altered neural basis of vulnerability in recurrent depression
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16H07011
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山本 哲也 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 特任講師 (60779396)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | うつ病 / 脆弱性 / 再発予防 / 機能的磁気共鳴画像法(fMRI) / 認知神経科学 / 機械学習 / バイオマーカー / 認知行動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,昨年度の研究成果を発展させ,うつ病の罹患経験と関連する脳病態を明らかにするため,うつ病寛解患者の認知課題実施時における脳活動を,機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて検討した。 具体的には,うつ病の脆弱性を検出できることが確認されているPersonal Relevance Rating Taskを実施し,課題実施中の脳領域の賦活量と,脳領域間の機能的結合性(Functional Connectivity),および安静時機能的結合性(Resting State Functional Connectivity)の解析を行った。 人工知能技術の一種であるベイズ共クラスタリング解析(Nonparametric Bayesian Co-clustering Ensembles)の結果,大うつ病エピソードを多く経験するほど,(a)DLPFCをはじめとした自己制御に関連する脳領域クラスターと,(b)扁桃体をはじめとした情動系に関連する脳領域クラスターにおいて,特異的な結合性が認められた。大うつ病エピソードの経験回数は,うつ病の再発率と密接に関連することから,この結果はうつ病再発をもたらす残遺的な脆弱性を示すものとしてとらえられる。加えて,寛解後においても患者の脳病態はさまざまであり,患者にあわせた個別的な介入方法の選択が重要であることを示唆している。 以上のことから,本研究課題を遂行することによって,うつ病の罹患経験によって増悪される脆弱性の神経基盤に焦点を当てた介入方法について,重要な示唆が得られたと考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)