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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Detection and identification of Archaea in dental plaque, and investigation of the association between oral health and Archaea

Research Project

Project/Area Number 16H07068
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

松見 理恵  九州大学, 歯学研究院, 助教 (90397597)

Project Period (FY) 2016-08-26 – 2018-03-31
Keywords古細菌 / アーキア / 縁下プラーク / 口腔
Outline of Annual Research Achievements

歯科医院を訪れた21名の歯周病患者(35-76歳、平均57.6歳)について治療開始時に採取された歯肉縁下プラーク由来DNAを鋳型とし、古細菌(アーキア)および細菌の16S rRNA遺伝子のV3-V4領域を増幅する共通プライマー(Pro341F: 5’- CCTACGGGNBGCASCAG-3’, Pro805R: 5’-GACTACNVGGGTATCTAATCC -3’にadaptor配列およびサンプル識別配列を付加)を用いて遺伝子を増幅し、その増幅断片の塩基配列を次世代シーケンサーにより決定した。各サンプルの全塩基配列に対する古細菌の割合は0.1-15%(平均 1%)であった。また、これまでに口腔内に存在する古細菌として報告例のあるMethanobrevibacter属以外にも、その他のEuryarchaeota、さらにCrenarchaeota、DPANNなど幅広い古細菌グループが検出された。しかしながら、歯周状態の指標である歯周ポケットの深さと歯肉縁下プラーク由来DNA中の古細菌の割合には相関が認められなかった。また、20-30ヶ月間(平均 26ヶ月)の歯周病治療を終えて採取された歯肉縁下プラーク由来DNAについても同様に古細菌・細菌叢解析を行い、古細菌の割合を求めた結果、0-3.54%(平均 0.37%)となった。さらに、口腔内でも歯肉縁下プラークとは異なる細菌叢構成が認められる唾液、舌苔についても治療開始時のサンプルの解析を行ったが、古細菌は検出されなかった。このことから、Methanobrevibacter属のみならず他の古細菌においても、口腔内では歯肉縁下プラークに特異的に存在していることが示唆された。

Research Progress Status

29年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

29年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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