2018 Fiscal Year Annual Research Report
Developing of A Self-Rating Screening Instrument to Identify Psychosocial High Risk Status for Pregnancy and Child Care
Project/Area Number |
16H07371
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
大西 舞子 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (50779262)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2019-03-31
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Keywords | 心理社会的ハイリスク妊娠 / ハイリスク妊娠 / 自己記入式質問紙 / 特定妊婦 / 産褥うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
産後うつや虐待の予防についての研究や取り組みが多々行われている中、本研究は、健やかな妊娠生活と児の安全な養育環境の確保を目指し、心理社会的ハイリスク妊婦を早期から効率よく把握するため、妊婦自己記入式質問紙と医療者用チェックリストの開発を試みた。 本年度(平成30年度)の研究成果は、以下の通りである。 ①日本おける産褥うつの予測因子を検討することを目的に、2施設において222名の妊婦を対象にエジンバラ産後うつ病質問票、自己記入式質問紙を用いて実施した。結果として、ソーシャルサポートの低さ、育児環境への不満足、婚姻状況(シングルマザー)が産褥うつに関連している可能性が示唆され(p<0.05)、メンタルヘルス、経済状態、妊娠中のうつ兆候との関連は認められなかった。 ②心理社会的ハイリスク妊婦を早期から効率よく把握するための助産師の視点とケアを明らかにすることを目的に、助産師計6名を対象にフォーカス・グループ・インタビューを実施した。その結果、助産師が心理社会的ハイリスク妊婦の可能性を効率よく把握する視点は、【年齢差のあるパートナー】【妊娠中の姓の変化】【母子手帳の記入文字】【不妊治療後】【この人気になる】【上の子への態度や上の子の様子】【受付スタッフへの態度】の7カテゴリーであった。また、ケアとしては【疑わしきは面談】【赤ちゃんの受け入れの査定】【家族の育児支援の受け入れの査定】【キーパーソンを含めた指導】【地域保健師との連携】【ソーシャルワーカーとの連携】【児童相談所との連携】の7カテゴリーが抽出された。サブカテゴリーとして、【この人気になる】は<違和感><受け答えがかみ合わない><直観><経験知>の5つ、【疑わしきは面談】は<話してみてわかる><細かく聞いて初めて話す><初期は本当のことを言わないことがある><話しているうちに心を許して語ってくれる>の6つがそれぞれ見出された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)