2018 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the Ocean Wave Cloaking and Metamaterial
Project/Area Number |
16J00369
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
飯田 隆人 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
|
Keywords | 水波メタマテリアル / クローキング / 負の屈折率 / 水路網 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究者は海洋波におけるメタマテリアル及びクローキング理論を確立するためにこれまで研究を行ってきた。研究は研究実施計画に従い行ったが、本研究で目的としていた水波メタマテリアル理論およびクローキング装置の設計・数値計算による実証は2017年度までにおいて完遂した。そのため本研究者は本年度9月30日をもって、博士後期課程を早期修了するとともに、日本学術振興会特別研究員を辞退した。 本研究者は昨年度において、微小な水路網を流れる波を電子回路と類推することにより解析する等価水路網理論を提案し、さらにこの等価水路網理論を用いることでメタマテリアル現状のひとつであるクローキングが実現できることを明らかにした。本研究成果は本年度においてjournal of fluid mechanicsに採択・掲載された。また本研究者は特別研究員として開発した微小水路網理論を拡張し、負の屈折率を実現することのできる水路網を提案した。本成果は本年度においてInternational Journal of Hydrodynamicsにおいて採択・掲載された。 本年度は提案した水路網の検証のために、模型を用いた実験を行う予定であった。しかしながら、先の大阪北部地震を受け、大阪大学所有の水槽が使用不可能となり、実験を延期することとなった。 またこれまでの研究を「Theory of Metamaterials in Water Waves-Cloaking and Negative Refractive Index-」と題した博士論文にまとめ、公聴会による審査を経て、博士取得が許可された。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)