2018 Fiscal Year Annual Research Report
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16J08805
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松田 英子 東京大学, 大学院情報学環, 助教 (40761630)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Keywords | 擬人化 / 共感覚 / 発達 / 学習 / imaginary companion / ordinal linguistic personification |
Outline of Annual Research Achievements |
1.小学生に見られる数字の擬人化傾向と発達的変化 子どもは一般的に、ぬいぐるみや家具など様々なものを擬人化することが知られている。これまで研究されてきた子どもの擬人化傾向は、具体的な事物に関するものであり、例えば数字・月日・文字などの抽象的な事物に対しても、起こりうるのかは明らかにされてこなかった。本研究では、特に数字の擬人化に着目し、子どもは抽象的な事物に対しても擬人化を行い、それが具象物に対する擬人化傾向と同様、大人になるにつれて消失するとの仮説を立て、これを検証した。小学4年生, 6年生, 成人を対象に調査紙調査を行ったところ、1) 擬人的表現を割り当てた頻度、2) 回答の一貫性、3) 回答の多様性の3つの観点から、小学4年生には強い擬人化傾向が見られたが、年齢が上がるほど傾向が弱まることが示された。この結果に基づき、擬人的傾向と抽象的な事物の学習との関連性を議論した。また、成人に見られる共感覚的傾向との類似性から、共感覚的傾向の発達的側面について考察を行った。本成果は、2018年にポーランドで行われた国際会議ASSC22 にて、また、国際的な学術誌であるFrontiers in Psychology にて発表した。
2.ロボットマニピュランダムを用いた、能動的な色選択による逆行性干渉の軽減 手先の運動学習において、2つの相反する運動は干渉し合うため、同時に学習することが困難であると言われてきたが、2つの運動を弁別するための感覚刺激 (色, 音など) を運動と同時に提示することで、干渉を軽減できる可能性が論じられてきた。本研究では、被験者がその運動に似合うと感じる感覚刺激であれば、干渉の軽減に効果があるとの仮設を立て、これを検証した。その結果を2018年度日本心理学会全国大会にて発表した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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