2018 Fiscal Year Annual Research Report
日本人における2型糖尿病の遺伝的背景・成因を考慮した個別化予防システムの構築
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16J09593
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Research Institution | National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition |
Principal Investigator |
谷澤 薫平 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 身体活動研究部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Keywords | 2型糖尿病 / 遺伝子多型 / インスリン分泌能 / 非肥満者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、個々の2型糖尿病の発症パターンを早期に予測するため、2型糖尿病の主要な成因であるインスリン分泌能低下とインスリン抵抗性を予測するための遺伝的リスクスコア(Genetic risk score: GRS)を構築し、GRSによる2型糖尿病発症パターンの分類を行うことと、これらGRSが2型糖尿病発症に及ぼす影響は、どのような生活習慣・身体特性を有する者において弱まるかを明らかにすることである。本年度は、2型糖尿病の既往歴のない中高齢者において、昨年度までに構築したインスリン分泌能低下を予測する遺伝的リスクスコア(insulin secretion-GRS [IS-GRS])とインスリン分泌能および空腹時血糖値との関連は、全身持久力が高い者において弱まるかどうか、また、それらの関連はBMIが低い者においても認められるかどうかを明らかにすることを目的として研究を行った。 2型糖尿病の既往歴のない中高齢者882名を対象とした横断研究を行った。IS-GRSはインスリン分泌能との関連が報告されている20個のSNPより求めた。全身持久力は最大酸素摂取量の測定により評価した。BMIの中央値(BMI = 22.6 kg/m2)で対象者を高BMI群と低BMI群に分類し、それぞれの群において解析を行った。その結果、高BMI群においてIS-GRSと全身持久力との間に有意な交互作用が認められ、全身持久力が低い者においてはIS-GRSとインスリン分泌能および空腹時血糖値との間に有意な関連が認められたが、全身持久力が高い者においてはこれらの関連は認められなかった。しかし、低BMI群においてこれらの交互作用は認められなかった。 以上の結果より、インスリン分泌能と空腹時血糖値に及ぼす遺伝要因の影響は、BMIが低い者においては高い全身持久力を有していても弱まらない可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Altitude Training and Recombinant Human Erythropoietin: Considerations for Doping Detection.2019
Author(s)
Sutehall S, Muniz-Pardos B, Lima G, Wang G, Malinsky FR, Bosch A, Zelenkova I, Tanisawa K, Pigozzi F, Borrione P, Pitsiladis Y
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Journal Title
Current Sports Medicine Reports
Volume: 18(4)
Pages: 97-104
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Dietary patterns and abdominal obesity in middle-aged and elderly Japanese adults: Waseda Alumni's Sports, Exercise, Daily Activity, Sedentariness and Health Study (WASEDA'S Health Study)2019
Author(s)
Ito T, Kawakami R, Tanisawa K, Miyawaki R, Ishii K, Torii S, Suzuki K, Sakamoto S, Muraoka I, Oka K, Higuchi M; WASEDA'S Health Study Group
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Journal Title
Nutrition
Volume: 58
Pages: 149-155
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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