2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of nonstationary point process model of swarm activity for monitoring of volcanic activity and aseismic slip
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16K00065
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
熊澤 貴雄 東京大学, 地震研究所, 特任助教 (60649482)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 統計 / 点過程 / ETASモデル / 余震 / 常時地震活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間全体を通して、火山地帯における群発地震の予測モデルとして、地域特異的ではあるがモデルを開発し、運用した。また、この予測モデルの中核にある非定常ETASモデル(ETASモデルのパラメータの時間変化をベイズ的逆解析で求めるモデル)を幾つかの地震活動に適用し、その有効性を確立しつつある。 研究期間最終年度においては、2018年6月の大阪北部地震、9月の北海道胆振東部地震、4月の島根県西部地震や2016年の熊本地震など最近発生した大地震の本震発生前後の地震活動を統計モデルで解析し、余震活動の収束性や本震に至る地震活動の特徴を調べた。この解析は大きな規模の地震が起こる度に継続している。 2011年東北地方太平洋沖地震発生前の関東北部・東北地方広域での地震活動を統計モデルで解析し、その変動を東北地方東方沖のプレート境界におけるスロースリップと関連付けた。この研究は学術論文として現在準備中である。 2018年北海道胆振東部地震の前震、余震活動に各種統計モデルを適用し、その地震活動の特徴を解析した。
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Research Products
(5 results)