2016 Fiscal Year Research-status Report
LED照明を利用した盗撮防止システムの開発~スマホによる被害を防ぐ~
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16K00086
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
熊木 武志 立命館大学, 理工学部, 准教授 (60452596)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | LED / 可視光 / スマートフォン / 通信 / 盗撮 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は,提案する盗撮防止システムにおける照明の点滅周波数を動的に変更して撮影を妨害するフリッカ技術について研究開発を行った.複数のスマートフォンを用意してLED照明をDMX512の仕様で制御して1 Hzから2,000 Hzまで変化させて実験したところ,全ての機器でフリッカが生じる周波数をいくつか見つけることができた.次に更にフリッカが生じる周波数を探すために1 Hzから500 Hzの間で詳細に調査した.その結果,より細かな周波数を探すことができ,スマートフォンによるフリッカ消去技術にも対抗できるプログラムを作成することができた. また,更にこれらの周波数とフリッカの幅を考慮してデジタルデータを送信する方式を開発し,盗撮データをインターネットへアップロードすることを制限する技術を検討中である.本年度の成果として展示会への参加,国際学会,及び国内学会の参加とテレビでの技術紹介が挙げられる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フリッカが生じる周波数を特定でき,それをプロトタイプシステムで自在に発生させることができたため.
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Strategy for Future Research Activity |
情報伝達の方法と,人体に対する影響の調査.そして更なる盗撮妨害の工夫.
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Causes of Carryover |
次年度にプロトタイプの改良を行うため予算を繰り越した.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度のプロトタイプ改良に使用.
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