2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study of universal driving interface
Project/Area Number |
16K00276
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
村田 嘉利 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (80444925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 彰真 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (10609423)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ユニバーサルインタフェース / 事故防止 / 自動車運転 / 上下肢障害 / 加圧センサ / 障害物検出 / 体感 / 振動 |
Outline of Annual Research Achievements |
【運転操作】 2018年度までの研究成果において、開発した自動車操縦インタフェースを搭載した普通自動車を使用して操縦性能を評価した結果、ハンドル操作に近い操縦性能が得られることを確認した。高速走行性能評価など大学単独で実施することが困難な課題が残ってしまった。国際会議IARIA Vehicular 2019 (2019年6月、ローマ、イタリア)および26回 ITS World Congress 2019(2019年10月、シンガポール)で研究発表を行った。また、商用化に向け、マツダ株式会社商談会(2019年5月、府中町)及びトヨタ自動車株式会社商談会(2020年1月、豊田市)で展示、アピールした。両者共に現場の技術者には興味を持って頂けたが、共同研究・開発には至らなかった。 世界中の自動車や道路周辺の人の位置をコンピュータ上で一元管理する技術においては、IARIA Vehicular 2019において研究発表した。また、地図事業者であるゼンリンに共同研究の提案をしたが、実現しなかった。 【障害物認識】障害物の方向や距離を振動子の位置とその振動強度からそれぞれ推定することに加えて、障害物が自動車なのか、あるいは二輪車なのかといった障害物の種類を直感的に推定できる振動方法について研究してきた。ハプティックリアクタより表現能力に優れるスピーカタイプの振動子に変更し、ドライバがより直感的に障害物の種別を識別できる表現形式と、その振動表現を正確に識別できるシート材料と振動子の装着方法を明らかにしてきた。国際会議IARIA Vehicular 2019において発表を行い、Best Paper Awardを受賞した。また、振動部位ごとの臀部の感度差を考慮した振動強度設定による通知精度向上や、振動以外の通知方法と組み合わせたマルチ・メディアによる通知について、情報処理学会全国大会で発表した。
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Research Products
(6 results)