2021 Fiscal Year Research-status Report
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16K00311
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
渡部 広一 同志社大学, 理工学部, 教授 (90201251)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芋野 美紗子 大同大学, 情報学部, 講師 (20735138)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 擬似拡張データ / SVM / 脳波処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
人間は自分の周りの世界を目で見て瞬時に理解することができるが,ロボットにはいまだ困難である.本研究は,人間と同様の視覚機能をロボットに持たせることを狙いとし,本年度は主に以下のような研究実績をあげた. ロボットが人間と自然にコミュニケーションをするためには,人のおおよその感情状態を測定できなければならない.表情,イントネーション,音声内容から人の感情を推定する手法が提案されているが,本研究では,擬似拡張データを用いてSVMによって脳波から人の感情を判断する手法を提示した.無作為擬似拡張データを用いた脳波特徴量からの感情判定の精度は25.0%,提案した拡張手法を用いた精度は30.0%であった.しかし,性能精度は依然として低く,脳波に混ざるノイズを低減する手法のさらなる開発が求められる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
構築した画像概念ベースならびに画像概念間の関連性算出プログラムを利用した画像認識システムを構築したが充分な精度は達成できておらず,通常の物体に加えて,イラストなどの認識を可能とする拡張を行っている段階であり,画像だけではなく脳波の処理を加えて模索中である.また,上記システムに拡張進化的計算法による学習方式,および,常識的判断システムを加えることで,より人間の視覚機能に近い画像認識システムを構築する予定であったが,その段階にはまだ至っていない.
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Strategy for Future Research Activity |
構築した画像概念ベースならびに画像概念間の関連性算出プログラムを利用した画像認識システムにおいて,画像概念ベースの精錬等を行い,また,脳波による感情判断の研究成果や常識判断システムの研究成果などを加えることで,より人間の視覚機能に近い画像認識システムの構築を目指す.
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Causes of Carryover |
本研究に関連する学会等の一部が開催中止やリモート開催となり,旅費や学会参加費などの当初予定していた費用の一部が不要となった. (使用計画) 本研究に関連する学会・国際会議参加のための費用等として使用する.
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