2017 Fiscal Year Research-status Report
ICT活用促進の鍵となるLMSやeポートフォリオの効果的活用事例DBの設計と構築
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16K00483
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
喜多 敏博 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (20284739)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長岡 千香子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 特定事業研究員 (90749839)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | eラーニング / Moodle / サンプル素材 / 活用事例 / 逆引きマニュアル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、eラーニングシステムやeポートフォリオシステムの普及は日本中、世界中で見られるものの効果的な利用が進んでいるとは言えない現状を打ち破り、それらの活用を促進するため、すぐに使えるサンプル素材付きのeラーニング等活用事例集データベースを設計・オンライン構築することで、高等教育機関等での効果的なICT活用教育の普及を図り、日本や諸外国での教育の質向上に貢献することを目的としている。
今年度の成果として、本研究で構築する活用レシピ集の公開・出版にあたり種々のフォーマットを検討した結果、NPO法人CCC-TIESが開発し配布している CHiLO Producerを利用することとした。CHiLO Producerで出力されたCHiLO Bookは、様々な電子ブックリーダー(閲覧ソフト)等で閲覧可能なだけでなく、ウェブブラウザで直接、閲覧可能な形式にも展開でき、またMoodleの「ファイル」としても設置可能であるなど、「一度書くだけで様々なデバイスやメディア向けに公開可能」という特徴を持っていることが利用を決定した理由である。 また、全国の大学でeラーニング導入・利活用等を検討する担当者が集まるUeLA・JADE合同フォーラム2017 に参加し、本研究の趣旨および進捗について説明するとともに、実際の画面でのデモンストレーションを行うポスター発表を行った。 加えて、LMSを効果的に利用する検討を進めた上での副次的な研究成果として、音声インターフェイスを実装することについて得られた知見およびプロトタイプを The 10th International Conference on Computer Supported Education (CSEDU 2018) において Short paper として投稿するとともに発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
大学等における教育実践の事例やオンラインで公開されている資料を調査して効果的な教育実践例を収集してLMS活用事例としてデータベースへ入力し、コンテンツ化することをまだ十分には進められていない。
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Strategy for Future Research Activity |
LMS活用事例等の収集や教材化を、業務委託等を効率的に活用した作業で遂行するように手順を再検討し、利用事例をデータベース化しコンテンツ開発を完了させる。
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Causes of Carryover |
予定していた研究補助員の雇用ができなかったため、雇用費としての予算執行ができなかった。研究補助員で実施する予定であった内容を業務委託等での作業に切り替えて、データ構築作業を円滑に実施する。
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Research Products
(4 results)