2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K00755
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| Research Institution | Oita University |
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Principal Investigator |
財津 庸子 大分大学, 教育学部, 教授 (70325695)
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2016-10-21 – 2019-03-31
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| Keywords | 消費者市民教育 / 消費者教育推進 / 地域連携 / 教材開発 / エシカル消費 / SDGｓ |
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| Outline of Annual Research Achievements |
消費者市民教育を推進するための消費者教育推進ナビゲーター育成プログラム開発にむけて、平成28年度11月以降に関係者と打ち合わせたプログラムを概ね実施することができた。学部開講科目「消費者教育」を受講した大学生が地域の環境イベント「アースデイ中津」（2万超の参加者）に参加することができ、その成果についても学会発表することができた。児童館での学童保育でもプログラム実施ができた。さらに、当初予定していなかったフェアトレードショップにおける海外NGO代表との交流やコミュニティカフェにおける活動も実施することができた。その成果も紀要論文に発表した。
しかしながら、学生主体の体験的プログラムを予定よりも多く実施することができたものの、国内外の調査の実施ができなかった。採択時期の遅れにより、プログラム実施を先行実施することとなり、調査内容自体の見直しの必要性もあり、またプログラム実施の日程調整との兼ね合いもあり、次年度実施にせざるを得なくなった。しかしながら、消費生活の基本的内容を学習する家庭科の全国調査分析にもかかわり、学会での成果報告もできた。この全国調査は高校生と社会人の家庭生活における意識や行動を把握するものであり、本研究の基礎データにもなり得るものである。さらに、関連して学校教育における消費者教育の授業実践についても学会発表し、プログラムにおける教材開発にもつながったと考える。プログラムにおける方法論や具体的な教材を検討するため、エシカル消費やSDGs等のワークショップ研修にも参加し、情報収集することができた。
今後は、次年度にむけて、今年度実施したプログラムの改善点を明確にし、調査結果や情報収集の成果をふまえ、改善したプログラムを提案していきたいと考えている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度打ち合わせていたプログラムを実施することは概ねできたが、それ以上に連携先との連携がスムーズにいき、当初予定していなかったフェアトレードショップにおける海外NGO代表との交流やコミュニティカフェにおける活動も実施することができた等の成果をあげることはできたが、調査日程が設定できず調査ができなかった。またプログラム実施を先行せざるを得ない状況となったため、調査目的が変わり、調査対象も変更することになったため、今年度も国内外の調査については実施できなかったため。
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| Strategy for Future Research Activity |
計画段階では調査によって得られた知見等に基づき、プログラム実施の予定だったが、プログラム実施先行とせざるを得ない状況の中、予想以上に地域との連携がうまくいったため、多くのプログラムを実施できた。また、関連する学会発表や研修にも参加でき、情報収集できた。これらの今年度の成果をふまえ、次年度はまず、実施したプログラムを省察し、改善プログラムの提案に資する調査を実施し、改善点を検討し、消費者教育推進ナビゲーター育成のプログラムをよりよりものにして提案したい。
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| Causes of Carryover |
プログラム実施や成果発表等の学会参加が予定よりも多くなり、当初予定していた国内外の調査の日程調整ができなかったため。次年度に調査目的を変更して実施予定である。
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Research Products
(8 results)
