2019 Fiscal Year Annual Research Report
Effective teaching device for learning animal fertilization and development in primary education.
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16K00955
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
浦田 慎 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 連携研究員 (20379283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 正晃 金沢大学, 生命理工学系, 教授 (60182458)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 受精 / 飼育 / DNA / 理科教育 / 海洋教育 / 発生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は飼育環境が安定したため、追加個体の導入はせず、金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設にて飼育を継続した。また、能登町内の小中学校を中心に3校にてウニの発生観察の授業を実施したほか、プランクトンを観察する食物連鎖の授業の一環として幼生を活用した。平均して月に一回程度、アセチルコリン注射により、成熟度を確認した。昨年度後期に全ての個体で放 卵・放精が見られないか、あるいは著しく量と質が低下した状況が見られたが、今年度は全期間で安定した採卵が可能であった。 令和元 年 6月 23 日に、金沢海みらい図書館の教育イべント「海とみらいと科学の日2019」においてノコギリウニを展示紹介した。令和元年 10 月 5 日、金沢大学ジュニアドクター育成塾においてウニの発生胚観察実験のほか、保存ノコギリウニ精子を用いたDNA抽出実験や電気泳動を組み合わせたプログラムとテキストを作成し、小・中学生37名を対象に実施した。 本研究過程で得られた胚を活用して、本種の発生過程の解明に共同研究者と取り組み、以下の論文として報告した。祖先的なウニの進化上の特徴の一端が明らかとなり、動物の進化という視点での教材化への可能性が示された。Pmar1/phb homeobox genes and the evolution of the doublenegative gate for endomesoderm specification in echinoderms. Atsuko Yamazaki, Yoshiaki Morino, Makoto Urata, Masaaki Yamaguchi, Takuya Minokawa, Ryohei Furukawa, Mariko Kondo Hiroshi Wada, Development 147, dev182139, 2020
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Research Products
(1 results)