2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development and verification of a cross-unit science teaching material related to astronomy for schoolteachers to train scientific thinking skills
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16K00959
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
大山 政光 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (80332716)
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Project Period (FY) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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Keywords | 放射線 / 教材 / 教材開発 / 理科教育 / 単元横断型 / 活用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、‘放射線’に着目し、単元横断型の教材を開発した。2013年度に地域の中学校教員と「放射線の効果的な指導法の研究」に関する共同研究を行った際、複数の学校教員から ‘放射線’ の単元は他の単元との関連が薄く、他単元との指導のつながりがほとんどない、という悩みが上がった。そして、前年度までの本科研費研究においては、大学生の既習内容を活用して思考する力が弱いことが分かった。 そこで、2018年度の研究においては、1)‘放射線‘ と他単元とのつながりがあること、2)’放射線‘ や関連する他単元に関して科学的な理解力を深めるため、既習内容を活用すること、を焦点にあて教員志望学生向けに教材開発を行った。 具体的には、自然放射線の地域差、原子力発電などから地質、岩石、熱、電磁誘導などの単元と関連づけた。各章内の構成として、初めに放射線に関わる課題を出し、学習者が自ら回答をするようにした。次に、その課題に対する解説を、学生によく見られる暗記的な解説(レベル1)から既習内容を活用した科学的な解説(レベル4)までの4段階を掲載した。学習者の目標をレベル3に設定し、レベル1,2に対しては課題点を提示することで、課題点を見いだせるようにした。次に関連する課題に対する科学的解説の例を示し、解説の各部分が小・中・高校のどの単元で学習するかを分かるように示した。これにより、学習者が既習内容であることを強く認識できるとともに、復習しやすいように工夫した。この開発教材を教員志望学生に対して検証したところ、科学的な説明の仕方が理解できるようになる、ステップを踏んであるので分かりやすいなどの効果・評価を得た。
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Research Products
(2 results)