2017 Fiscal Year Research-status Report
地域社会を対象とした連携型アクティブラーニング教育システムの構築
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16K00977
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
磯崎 俊明 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60531457)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
竹俣 一也 金沢工業高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (50167491)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
持続可能な社会を創生していくためには、地域において学校を核とした連携・協働による取組が必要である。その取組のひとつが地域と連携したアクティブラーニングであろう。現在、初等中等教育および高等教育においてアクティブラーニングなる教育手法の強化が望まれており、各々の教育機関でその実践が模索されている。申請者らはこれまでに地域を学びの場としたPBL型の教育実践を通して地域の課題解決に取り組んできた。そこで、本研究はこれまでの教育活動を発展させ、子供との関わりの中で大人と連携した学びのコミュニティをつくり、地域づくりを果たす取組を推進していくための教育システムを構築する。さらに、初等中等教育と高等教育でのアクティブラーニングを連携させることで、両教育機関が所有する多職種のマルチステークホルダーに所属する方々と、学習者(児童生徒および学生)が相互に交流することができる教育システムを構築していく。 平成29年度は連携アクティブラーニングを実践する教育システムでは、平成28年度と同様に連携アクティブラーニング教育推進システムとして研修型(プロジェクト推進型)学習プログラムおよび学びのコミュニティー形成型(講座運営型)学習プログラムを企画し、実施した。海外の日本人コミュニティーにおけるアクティブラーニング活動を調査するために、シンガポール日本人会およびクアラルンプール日本人会を訪問した。そこでのコミュニティー運用体制が地域コミュニティー構築の参考になった。また、連携アクティブラーニングでは学年とは関係なく参加児童・生徒が楽しめる教材として、女子も積極的に参加できるプログラミング講座用教材を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プロジェクト推進型の講座および講座運営型の講座が共に実施できたため。また、男子・女子児童が共に楽しめるプログラミング講座用の教材が作成でき、そのため講座毎に適した教材を活用できるようになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通りに推進する。次年度も今年度と同様にプロジェクト推進型の講座および講座運営型の講座を実施する。次年度は今年度の経験を生かしより充実した内容にしていく。
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Causes of Carryover |
(理由) 今年度購入を予定していた工作材料の購入を見合わせたためである。 (使用計画) 今年度中に購入する予定であった工作材料を次年度において購入する。これは研究推進の順序に変更が生じたためであり、研究全体の進捗における影響はない。
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