2018 Fiscal Year Annual Research Report
Practical research of effective use of movies of mathematics on smart devices
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16K00993
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Research Institution | Kochi National College of Technology |
Principal Investigator |
高木 和久 高知工業高等専門学校, ソーシャルデザイン工学科, 准教授 (40249868)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 数学教育 / MR(複合現実感) / 動画 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度から始まった本研究課題「スマートデバイスによる動画再生を活用する高専数学の実践的研究」では、実際に数学の授業で使用する事を目的とした多数の動画を作成してきた。これらの動画は、一人が一台ずつタブレット端末を使う事のできる環境の教室での数学の授業に継続的に利用している。 ところで、研究計画を立てた平成27年から3年が経過する間に情報通信関連の技術が進歩し、それに伴って社会も変化している。今や高校生がスマートフォンを使って動画を見ながら勉強する事は珍しい事ではなくなっている。また家電量販店ではVR(仮想現実感)を用いたゲーム機の端末が多数販売されており、VRの教育への利用も始まっている。そこで平成30年度にはMR(複合現実感)を用いた動画を作成した。MRはVRを更に進化させたもので、今後はVRと共に広く社会に普及してゆく事が予想されている技術である。この研究内容は国際学会ICETC(10th International Conference on Education Technology and Computers)でVisualizing Math Inequalities by Paper Craft and MRというタイトルで研究発表を行い、best presentation awardを受賞した。 また、研究成果は国内の学会および全日本教育工学研究協議会全国大会で発表するとともに、作成した動画をDVDに収納して教員や研究者に配布した。
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