2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a 3-dimensional motion analytic system for physics experiments and analysis of a body as an educational material
Project/Area Number |
16K01041
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤井 研一 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (10189988)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 力の可視化 / 力学実験 / その場観察 / 3次元運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
中等教育における物理学習用の簡便な力学実験装置の開発を行った。3次元運動解析を目指したため、当初深度センサーをもつマイクロソフト社のkinectの利用を想定して開発を行い、達成した。しかし、このkinectが製造中止となってしまった。代替機も検討したが、中学、高校の導入には入手容易性、メンテナンス、価格の面で折り合いがつかないと判断した。したがって、このような震度センサーの利用ではなく、他の手段をとることとした。 力学の教材で扱う主要な運動としては、放物運動、円運動、衝突が考えられる。これらの加速度を伴う運動において、力の作用の理解が困難ということが、本システムの開発動機であったので、改めて、3次元運動として鉛直方向および水平方向以外の自由度も考慮するが、その自由度としては、等速運動までを考えることとした。このため、鉛直、水平に加えて奥行き情報については2点のデータがあれば良いこととなる。また本システムはあくまで中学校高校の初学者が正しい力の概念を獲得することにあるため、自動化した実験より身体を利用した実験を行うことがより望ましいと考えた。したがって奥行き情報を2点同定可能な方法として、レーザー距離計の導入を行なった。運動面に対し角度を持った方向からの観測も可能とした。 開発したシステムについてはこれまで国際会議での2件の発表および学会での口頭発表を行った。研究の目的が実際での教育現場での利用なので、本システムの機材を容易に貸し出し可能としてまとめ、ソフトウェアの利用法用、実験手引の説明書を作成した。また機材の貸し出し可能なものとした。 研究協力いただいている中学校での試験的な実施は行なったが、広く一般にアナウンスする段階までには至っておらず、どのような形で本システムを提供するかについては、この段階では行えなかった。至急アナウンスを予定している。
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