2021 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive education on geology and disaster prevention in metropolitan areas, using borehole specimens stored in a museum
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16K01055
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Research Institution | Administrative Agency for Osaka City Museums |
Principal Investigator |
石井 陽子 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 主任学芸員 (90300970)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川端 清司 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 館長 (80195130)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 博学連携 / 地学教育 / ボーリング標本 / 貸し出し資料 |
Outline of Annual Research Achievements |
博物館所蔵のボーリング標本について、柱状図のデジタル化作業、地図作成ソフトSurferを用いてのボーリング標本採取位置の数値化、および標本調査を行い、大阪平野地下に分布する第四系の層序と地質構造を検討した。その成果にもとづき、ボーリング標本の学校向け貸し出し教材としての運用を行った。新型コロナウイルス感染症の流行により、学校現場が繁忙であるにもかかわらず、8件の活用事例を得ることができた。一方、公開授業を聴講させていただく機会は得られなかった。これまでに公開授業を聴講させていただいたボーリング標本を用いた授業の実践例や活用方法を、2021年8月4日開催の「教員のための博物館の日」(オンライン開催)で紹介した。ボーリング標本を用いた一般市民を対象とした博物館普及行事ジオラボ「平野の地下の地層の調べ方」を2021年11月20日に実施した。 「河原の石ころ 貸し出しキット」については、新型コロナウイルス感染症の影響で学校現場が繁忙になり、利用実績を得ることができなかった。 これまでの研究成果を踏まえた大阪平野の地層についての研究成果を紹介する特別展「大阪アンダーグラウンド-掘ってわかった大地のひみつ-」を当初2021年4月24日~6月20日の予定で開催したが、新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言により、4月24日、6月21~27日の8日間のみ公開した。大阪平野のボーリングコア、地質調査の方法、ボーリングマシンなども展示した。このときの展示の概略と緊急事態宣言への対応を、第29回全国科学博物館協議会研究発表大会で紹介した。第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」解説書「大阪地下のひみつ」を分担執筆した。特別展の内容を紹介する講演会をオンラインで開催した。
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Research Products
(6 results)