2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Software for the Image Reduction
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16K01112
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
小澤 友彦 国立天文台, 水沢VLBI観測所, 特任専門員 (00423252)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾久土 正己 和歌山大学, 観光学部, 教授 (90362855)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 全天画像 / 全天カメラ / 位置較正 / 投影法変換 / ソフトウェア |
Outline of Annual Research Achievements |
位置較正サービス用のWEBは、現職のネットワーク環境下においては、セキュリティ等の理由から再開困難と判断したため、残念ながら現在も停止中である。よってR01年度途中よりアプリの開発を開始したが現時点で完了には至らず、今後継続的に進めてゆくものとした。 投影法変換ソフトウェアはコマンドランでのものは既に完成している。このGUI(グラフィカルユーザインターフェース)化を進めてきたが、バグが確認されており安定したバージョンのリリースが果たせていない。また並列化による高速化にも問題があり、並列化の効果が実測値として得られない状況を確認している。現在も原因究明に当たっているが、これらの障害からソフトウェアの配布や広報に注力することを諦めチラシ等の作成は中断し、データ提供依頼(相談)などの問いに対して、ローカルのネットワーク環境で検索選出した画像の提供に留めた。 一方、今回の研究成果による教育実践例を行った。奥州市との連携事業による出前授業において、全天画像による星座の動き(日周運動など)を動画で示すなど、児童の反応を確認した(2019年9月30日 奥州市立衣川小学校 5・6年生、テーマ:季節の星と星座)。アンケートでは、星の動き(東から昇り、子午線上を東から西に向かって動き、西に沈む)などが手に取ってわかる、またとてもきれいな星空で興味をそそられた。などの意見が得られている。全天画像の提供による興味の誘発など手応えを確認した。
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