2018 Fiscal Year Annual Research Report
A Comparative Case Study: Pedagogical, Practical, and Policy Impacts of OER on Higher Education
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16K01127
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
鄭 仁星 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (90372929)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 輝美 獨協大学, 外国語学部, 教授 (70235258)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | OER / OERの影響 / 高等教育 / MOOC / MOOCの影響 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年から2018年の3年間に行った研究において、MOOC (Massive Open Online Courses)の利用が学生の知識・態度・スキル・意欲(KASA=knowledge, attitudes, skills, and aspirations) に与える影響について調べると同時に、異文化の観点から大学教員のOER(open educational resources)利用がどのような教育的・政策的影響をもたらすかについて、日本、韓国、およびアメリカを対象に調査を行った。 2018年においては、日本と韓国とアメリカの大学教員のOER利用に影響を及ぼす諸要因について検討した。これらの3つの国の大学教員に対する調査、およびインタビューを行い、どのようにすればその普及を促すことができるか、そしてどのようにすればより有効に活用することができるかなど、実践的・政策的知見を抽出することを試みた。これらの研究は、OER/MOOCの普及があまり進まない日本の状況を改善することに役立つことが期待されるとともに、OER/MOOCをより有効に活用するための重要なヒントとなるであろう。 これら3年間の研究成果として、4本の論文を執筆することができた。1点目の論文は、OER採用の文献レビューに関するものであり、2017年にすでに出版されている。2本目の論文はMOOCが大学生の知識・態度・スキル・意欲(KASA)に与える影響に関するものであり、そして3本目の論文は大学教員のOER採用と教育政策への示唆に関するものであり、これら2つの論文は国際的なジャーナルでの掲載論文としてすでに採択されており、2019-20年度中に出版される予定である。4本目の論文は、日本人大学教員のOER利用実態、およびと教育的・政策的示唆に関するものであり、日本の教育メディア系の研究誌によって査読が進められている。
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Research Products
(7 results)