2016 Fiscal Year Research-status Report
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16K01163
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
塚原 東吾 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80266353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
標葉 隆馬 成城大学, 文芸学部, 専任講師 (50611274)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ポスト・ノーマル・サイエンス / 市民科学 / サービス科学 / メタ・サイエンス / 災害研究 / ポスト311 / STS / ラベッツ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、塚原がヨーロッパの状況の検討・調査を行い、標葉はアメリカおよび日本の状況の調査・検討にあたった。調査としては、国内各地での打ち合わせ、国内外の学会へ参加しての資料収集・情報交換などをおこなった。 なかでも、関連分野のサーベイをかねて、メタ科学について、以下の論考をまとめた:塚原東吾、「「メタ科学」へのエクササイズ」、『倫理創成研究』(神戸大・文学部・哲学倫理の紀要)、17、10号(2017年3月)、p.46-74. さらに近年のPNSにおいて提出されているさまざまなモデルについては以下の論考でそれらの位置づけを試みた:塚原東吾、「ポスト・ノーマル・サイエンスの射程からみた武谷三男と廣重徹 」、『現代思想』(2016年6月号 特集=日本の物理学者たち)、青土社、44(12), pp.172-191, 2016-06また近年の「デュアル・ユース」という概念を科学論・STS的に検討して、以下の論考を公表している:塚原東吾、「デュアル・ユースのトリック」『大学出版』、no.110, 2017.4 (春号)、 pp. 20-25. 標葉は、Ryuma Shineha. (2015) “Attention to Stem Cell Research in Japanese Mass Media”, East Asian Science, Technology, and Society; 標葉隆馬、「災害資本主義を日常化するもの」『グローカル研究』(3), 45-58, 2016;「東日本大震災として考えるということ : 「原発事故」が奪っていったもの」『科学技術社会論研究』 (12), 96-105, 2016-05など、積極的な執筆・発表活動に研究を結びつけている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に進展している。 今の段階で特に計画を見直す必要性は感じられない。 また原稿の執筆、海外での発表、国内での調査や打ち合わせなど、すべて良好な遂行の状態にある。
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Strategy for Future Research Activity |
ヨーロッパの状況については、塚原が Futures 誌に寄稿をおこなったものが発行された段階で、再度、イギリスのスターリング氏、ノルウェー(オランダ)のジェローン・ファン・デア・スラウス氏との検討を続ける。 夏には4Sの席上で、EASTSの郭文華氏の主宰するセッションで報告することを予定しており、すでにそのためのプロポーザルにはアクセプトが来ている。 標葉は続いてアメリカの動向の調査を行い、これまでの成果をより推し進めることを目的にする。
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Causes of Carryover |
ほぼ予定どおりに使用できたのだが、非常に少額の残金(3717円)が発生したため、次年度に繰り越しとして、これをその他の費用(主に事務用品などの消耗品)に充てたい。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記のとおり、ほぼ予定どおりに使用できたのだが、非常に少額の残金(3717円)が発生したため、次年度に繰り越しとして、これをその他の費用(主に事務用品などの消耗品)に充てたいと考えている。
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Research Products
(12 results)