2018 Fiscal Year Annual Research Report
Addressing Regional Issues and Expanding Museology by Museum-like Functions of Urban Facilities
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16K01203
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
堀江 典子 佛教大学, 社会学部, 准教授 (70455484)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 都市施設 / 博物館的機能 / ごみ処理施設 / 連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
「都市施設の博物館的機能に関するアンケート調査」第2期調査として平成30年2月から4月にかけて全国の主要なごみ処理施設708箇所に郵送により調査票を送付し、432箇所から回答を得た(回収率61.0%)。その結果、収集保存に関しては95箇所(22.0%)、調査研究に関しては121箇所(28.0%)、展示教育に関しては418箇所(96.8%)、楽しみ(娯楽)に関しては174箇所(40.3%)で取り組みがあることがわかった(重複あり)。全体では419箇所(97.0%)のごみ処理施設が、収集保存、調査研究、展示教育、楽しみ(娯楽)のいずれかに取り組んでおり、ごみ焼却場が展示教育を中心に何かしらの博物館的といえる役割を担っていることが確認できた。取り組みの必要性については「ごみの減量や分別のために必要」、「環境教育のために必要」、「周辺住民の理解や協力を得るために必要」などをはじめ全体では373箇所(86.3%)が必要とし、また、課題については、「施設が老朽化している」、「アクセスが不便」、「人員配置など体制がない」をはじめ全体では344箇所(79.6%)が何らかの課題があるとしている。 相関分析により、取り組みの有無・項目数は連携の有無・件数と有意な関係があり、特に連携の有無・件数とも取り組みの項目数との有意性が強く、資格保持者やボランティアの有無も取り組みの項目数と有意であることから、連携・資格保持者・ボランティアが取り組みの充実に影響すると考えられる。取り組みの必要性・課題に関してもいくつかの項目で連携の有無やボランティアの関与と有意な関係が確認できた。
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Research Products
(3 results)