2017 Fiscal Year Research-status Report
複合グラフを対象とした可視化手法と分析システムの開発
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16K01250
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
佐賀 亮介 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (10509178)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、複合グラフと呼ぶ、様々な属性を内包したグラフに対して問題提起を行った。 (問題1.従来のネットワークの描画法が必ずしも適したものではない、問題2.定量的な可視化評価指標がない、問題3.大量ノード・エッジの縮約・要約が困難) 本年度は、問題1,問題2,問題3など全体的に取り組んだ。前年度同様に、まずは問題3、エッジの縮約・要約についての手法を提案した。具体的には、属性の値に基づいてクラスタを分割し、複合グラフ向けに提案した手法を定量的に評価し、見やすさついて定量的に評価した。これについて、IVAPP2018にて報告した。また、問題2について、前年度に提案した定量的な可視化評価指標が、人間の感性に本当に基づいているのかを評価するために、40名規模のアンケートをとり、それについて検証分析を行った。その結果、提案したものに関して一定の信頼性を得ることができ、それについての報告をAROB2018, またそれを発展させたものをEuroVis 2018に投稿している。その他、問題1についてとりくみ、平成30年度に報告の予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文の採択状況もあり、いくらか遂行が滞りもしたが、計画通りに遂行できている。
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Strategy for Future Research Activity |
実績の概要で記載した、問題1に関する論文の投稿及び、全体像の統合を行う一方、社会問題に対して可視化分析を提供していく予定である。
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Causes of Carryover |
国際会議への投稿においてリジェクトになったものなどがあり、その結果、国際会議への投稿費用が生じた。
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