2017 Fiscal Year Research-status Report
長期的有酸素運動の抗加齢効果とその機序の解明および高齢化社会問題解決策の検討模索
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16K01446
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
伊藤 大亮 東北大学, 大学病院, 助教 (50466570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清元 秀泰 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 非常勤講師 (00304585) [Withdrawn]
伊藤 修 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00361072) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 長期的有酸素運動 / 抗加齢効果 / 心・腎保護効果 / 健康寿命延長 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、長期的有酸素運動の抗加齢効果に焦点をあて、その機序を解明することである。高齢ラットをモデル動物として用いて、心臓・腎臓機能および機序として、NO系、酸化ストレス系、老化関連指標への長期的運動の影響を検証する。 NOは血管拡張による降圧効果や抗酸化作用により臓器保護に関与しているが、加齢に伴い腎臓組織のNO量が低下することが報告されている。また細胞老化や長寿に関与する蛋白や遺伝子が老化関連指標として複数同定されてきたが、運動が臓器組織の老化関連指標に及ぼす影響は依然解明されていない。そこで本研究は老化モデル動物への長期的有酸素運動介入による心臓、腎臓組織のNO系、酸化ストレス系および老化関連指標の変化を解析して抗加齢効果と心・腎保護効果およびその機序を明らかにし、将来のAnti-aging薬開発の足がかりを作る。 モデル動物として高齢のSprague-Dawley (SD)ラットと対照群として若齢のSDラットを用いる。高齢ラット、若齢ラット、運動介入高齢ラットの3群について、心臓・腎臓機能および機序として、NO系、酸化ストレス系、老化関連指標への長期的運動の影響を比較検討する。運動はトレッドミル有酸素運動を2カ月間行う。さらにNO合成酵素阻害剤投与にてNO系の関与を明らかにする。このように老化モデルにおける長期的有酸素運動の効果を多角的に検討することでその有効性、機序を解明する。 本年度は、本実験の各種準備(モデル動物調査、発注、スケジュール作成、研究協力者との日程合わせ、各種試薬の調査・購入等)を行った。これらにやや時間を要し、当初の研究進行計画より遅延している。来年度初頭に本実験を施行し、その後速やかに解析、論文執筆へと進行させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
特に実験の各種準備(モデル動物調査、発注、スケジュール作成、研究協力者との日程合わせ、各種試薬の調査・購入等)にやや時間を要したこと、および前年度までの科学研究費による研究の追加実験や解析を継続して行っていることが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、速やかにモデル動物を用いた本実験に取りかかる。
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Causes of Carryover |
モデル動物を購入しての本実験がまだ開始されておらず遅延しているため、当該年度に主にラットやその他実験必要物品を一部購入していないため、一部次年度に持ち越すこととなった。
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Research Products
(3 results)