2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of Static Stretching on flexibility and muscle force
Project/Area Number |
16K01503
|
Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
鈴木 重行 朝日大学, 保健医療学部, 客員教授 (60179215)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 真吾 日本福祉大学, 健康科学部, 助教 (30725700)
岩田 全広 日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (60448264)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | スタティックストレッチング / ランニング / 発揮筋力 / 柔軟性 |
Outline of Annual Research Achievements |
【背景】スタティックストレッチング(以下、SST)は実施直後に筋力が低下するため、競技前の実施に否定的な見解がみられる。一方、軽いランニング(以下、Running)等のウォームアップをSSTと組み合わせて行うことで、その後の筋力低下が生じないことが報告されている。しかし、それらの組み合わせが柔軟性に及ぼす効果や、SSTとRunningの実施順序の違いが及ぼす影響は明らかではない。 【目的】SSTと軽度な有酸素運動であるランニングの組み合わせが発揮筋力と柔軟性に及ぼす影響について検証すること。 【方法】被験者および研究デザインは平成28年および29年度と同様とした。SSTの強度は平成28年および29年度と同様とし、時間は5分間、回数は1回とした。有酸素運動強度はウォームアップレベル(ACSM’s Guidelines for Exercise Testing and Prescription Ninth Edition, 2014)を基準として、年齢から予想される最大心拍数の50-70%に相当するRunning速度とし、時間は5分間、回数は1回とした。群分けは、SST後に有酸素運動を施行するSST-Running群、ランニング後にSSTを施行するRunning-SST群の2群とした。 【結果】Running-SST群ではRunning後に柔軟性指標が変化せず、SST後に全ての柔軟性指標の改善と筋力低下が生じた。SST-Running群ではSST後にROMおよび最大動的トルクが増加し、Running後も増加が維持された。また、stiffnessおよび筋力は変化しなかった。 【結論】SST後にRunningを行うことで筋力低下を生じさせることなく、ROMの増加を得られる可能性が示唆された。
|
Research Products
(7 results)