2016 Fiscal Year Research-status Report
リ-チングモデルを用いた眼球運動重畳型新規視野計の高精度化
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16K01578
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
植木 麻理 大阪医科大学, 医学部, 講師 (40330089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小嶌 祥太 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10388259)
池田 恒彦 大阪医科大学, 医学部, 教授 (70222891)
小谷 賢太郎 関西大学, システム理工学部, 教授 (80288795)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ヘッドマウント型視野計 / 眼球運動 / 眼球電位 / 緑内障 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年9月共同研究者である関西大学とミーティングを行い、眼球運動を眼球電位(EOG)を用いて検出し、視野を構築する視野計について会議を行った。 11月大阪医科大学にてEOGを用いて眼球運動検出時に瞬目や会話などによる顔面表情筋の影響を検討する実験を行った。 12月大阪医科大学 眼科学教室同窓生眼科医に対し、現在使用している視野計および上記視野計に対する期待などについてのアンケートを行った。 1月アンケート結果を集計し、利用者の上記視野計に対する期待を検討した。 2月関西大学のミーティングにてアンケート結果を報告し、関西大学にて作成した試作機にて眼球運動の検出が可能かを検証した。 2017年3月ヘッドマウント型ディスプレイとEOGを用いて眼球運動を計測する視野計の試作機を評価を関西大学にて正常人ボランティアでおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
開発する視野計のコンセプトを明らかにし、ヘッドマウント型ディスプレイとEOGにより眼球運動を検出できる機器の試作をおこなった。 次にディスプレイの指標の動きを追うことによる眼球運動をEOGにて検出できることを正常人ボランティアによる検証で明らかにした。
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Strategy for Future Research Activity |
試作した上記機器にて視野の構築の可否を検討する。 視野異常の検出の可否を検討し、現存する視野計との結果の一致性を検証する。 緑内障早期視野変化の検出に有効な精度にする。
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Causes of Carryover |
機器製作のスケジュールが遅れたため、現在、関西大学にて試作機の正常人ボランティアでの検証を行っている。関西大学にて試作機の有効性、安全性が確認されたのち当方にての検証が開始される予定であり、2017年度の予算として使用する予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
正常人ボランティアおよび緑内障患者での試作機の評価を行う。視野異常検出の精度向上および使用感などの改善を行う予定。
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