2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K01721
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
兼村 裕介 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (30555280)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | タグラグビー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、タグラグビーのゲーム様相を分析、検証することである。小学生を対象に行われているタグラグビーのゲーム様相を詳細に分析することにより、タグラグビーの競技特性を明らかにできると考えている。明らかになった競技特性から、タグラグビーのコーチングへの補助が出来ると考えている。また、競技上の問題点を抽出し、タグラグビーの競技安定性を促すルール改正などを提案することができると考えている。 平成29年度においては、研究の実施計画にのっとり、小学生タグラグビー大会の3大会を撮影することができた。撮影した試合は、「サントリーカップ」の宮城県予選(平成29年12月2日)、東北地区予選(平成30年2月4日)、全国大会本選(平成30年2月17日、18日)の3大会である。 前年度(平成28年度)に撮影した大会映像をゲーム分析ソフト「Sports Code Pro」を使用して、タグラグビー攻撃方法等についてシーンの分類仕分けを行なった。そこから得られた知見をまとめて、平成30年3月に発行された日本ラグビー学会学会誌「ラグビーフォーラム」に投稿論文として発表をおこなった。 また、平成29年度に撮影されたデータを含めて、今後、研究を重ねることで、より正確なデータをえられることになり、タグラグビーの競技特性等をさらに明らかにできると考えている。よって、今年度においても昨年同様のデータの集約、分析をすすめることで、タグラグビーの攻撃方法、守備方法等の特徴を明らかにし、得られた知見を、学会発表、論文投稿等の方法で発表していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画にのっとり、予定していた3大会の試合会場で、タグラグビーの試合をビデオ撮影できている。また、学会発表準備のため、日本ラグビー学会へ参加することができ、また、日本ラグビー学会誌に投稿論文として発表を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度同様、撮影された試合映像をもとに、タグラグビーの攻撃方法、守備方法について分析を行う。また、競技種目としてのルール上の問題点などを洗い出し、ルール改正につなげる提案等を学会発表、論文発表を通じて行っていく。
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Causes of Carryover |
(理由) 分析について専門性が高く、適した雇用者が存在しなかったため人件費の支出が無く、試合映像撮影についても人件費が必要とならなかったため。 (使用計画) 平成28年度分・平成29年度分のデータを分析するための専門性を有した雇用者を雇用し、2年分のデータ分析のための人件費等に充当する。
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Research Products
(1 results)