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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Development of resistance exercise program focusing on fat browning myokines

Research Project

Project/Area Number 16K01724
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

安藤 大輔  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (10447708)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsレジスタンス運動 / マイオカイン / 生理活性物質 / 褐色化 / 脂肪細胞 / Irisin / Metrnl / SPARC
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、脂肪細胞の褐色化をもたらす生理活性物質に着目し、レジスタンス運動時のその生理活性物質の分泌動態から新たな視点で肥満予防のための運動方法を検討することである。初年度は、脂肪細胞の褐色化を促すことが指摘されている血中のIrisin やMetrnlレベルの変動に及ぼすレジスタンス運動の運動強度の影響を検討した。その結果、先行研究の結果と異なり一過性のレジスタンス運動による 血中 Irisin 濃度の増大も見られなかった。また、血中 Metrnl 濃度に関しても運動強度の相違による影響は観察されなかった。また、2年目にはセット間の休息時間の違いによる影響を観察した。その結果、初年度と同様に条件間に血中のIrisin やMetrnlレベルの変化に差は認められなかった。そこで、最終年度にはレジスタンス運動が他のマイオカインの分泌動態に及ぼす影響を検討した。また、これまで実施したレジスタンス運動が十分な運動刺激となっているかを検討するため成長ホルモン分泌に及ぼす影響を観察した。その結果、これまで実施した運動強度、セット間の休息時間の相違により成長ホルモンの分泌には差があり、期待していた条件設定となっていたことが確認され、また十分な運動刺激が生体に負荷されていたことが明らかとなった。さらに、大腸がん発症予防など様々な有益な効果を有することが示唆されている血中のSPARCレベルは高強度のレジスタンス運動に伴い増大し、セット間の休息時間を短くすることでも運動前と比較し有意に増大することが明らかとなった。本研究で検討した脂肪細胞の褐色化をもたらす生理活性物質の分泌動態にレジスタンス運動は顕著な効果はもたらさなかったが、レジスタンス運動のプログラム内容によっては大腸がんをはじめとする他の疾患を予防する手段として有用である可能性が示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] レジスタンス運動時のセット間の休息時間の相違がSPARC分泌動態に及ぼす影響2018

    • Author(s)
      土橋祥平、金内俊樹、小山勝弘、安藤大輔
    • Organizer
      第73回日本体力医学会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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