2017 Fiscal Year Research-status Report
スキンブロッティング法による局所筋の炎症反応と筋グリコーゲン動態の評価法の開発
Project/Area Number |
16K01743
|
Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
禰屋 光男 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 准教授 (30359640)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峰松 健夫 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (00398752)
内藤 久士 順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 教授 (70188861)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | スキンブロッティング法 / 炎症性サイトカイン / 抗炎症性サイトカイン / クレアチンキナーゼ / リカバリー |
Outline of Annual Research Achievements |
スキンブロッティング法の実施環境の整備がおおむね完了し、肘関節屈曲運動後の急性的なクレアチンキナーゼ(CK)の反応をスキンブロッティング法で確認することができた。 本年度は高強度筋運動後の作動筋における炎症性(インターロイキン1β、TNFα)や抗炎症性(IL-10、IL-1ra)サイトカインの経時的変化をスキンブロッティング法により評価することを予定していた。スキンブロッティング法による各炎症性、抗炎症性サイトカインの反応評価の確認に遅れがでたことにより、スポーツ活動実施中に生じた受傷部位のサンプリングおよび対照としての安静時のサンプリングを先に行い、両条件間でのCKの急性的な反応を確認することを優先した。 現在そのほかの炎症性および抗炎症性サイトカインを含めて筋運動後の経時的反応をスキンブロッティングによる評価と血液による評価で比較することを実施している。 血液による各マーカー、サイトカインの経時的反応とスキンブロッティングによる反応に相関があることを確認し、スポーツ外傷受傷部位、高強度筋運動後の各炎症性、抗炎症性マーカーおよびサイトカインの評価をスキンブロッティングで行うことで非侵襲的かつ簡便に競技スポーツにおけるコンディション評価に用いられることが期待される。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究対象者の確保において予定の調整に遅れが生じたため
|
Strategy for Future Research Activity |
高強度筋活動を行う対象者を確保して、筋運動後のクレアチンキナーゼや炎症性、抗炎症性サイトカインの経時的反応を血液による測定値と比較して、相関性を確認する。 それに基づき、さまざまな運動条件時の各サイトカインの反応をスキンブロッティング法により確認する。
|
Causes of Carryover |
研究対象者の確保が十分にできず、それに伴う謝金、消耗品などの支出が少なくなったため。
|
Research Products
(1 results)