2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research into surveys related to the establishment of support systems for victims of sexual violence at Japanese universities
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16K01759
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
河野 美江 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 教授 (20506472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 美輪子 島根大学, 地域包括ケア教育研究センター, 研究員 (70750644)
執行 三佳 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 特任講師 (90790379)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 大学保健 / 性暴力被害者支援 / 性暴力予防教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、全国の大学における性暴力被害者支援の現状と課題を明らかにすることを通して、具体的な支援モデルを確立することである。平成30年度は研究実施計画に基づき、下記の研究を行った。 1.大学生に対する調査結果の発表と論文掲載 ①2018.5.20に日本学生相談学会第36回大会にて、「ブリティッシュ・コロンビア大学における性暴力への介入と予防教育-わが国の大学における性暴力対策の必要性ー」を発表した。2018.11.14に国立女性教育会館アニバーサリーウイークで「高校・大学における性暴力への対応~被害者支援から予防まで~」を講演した。2018.10.4に「第56回全国大学保健管理研究集会」で「性暴力の予防と被害者支援」の教育講演を行った。2018.12.6に全国大学メンタルヘルス学会で「大学生の性暴力をめぐる自由記述の分析」を発表した。 ②全国大学メンタルヘルス学会誌「大学のメンタルヘルス」に「日本の大学生における性暴力被害経験と精神健康度」が掲載された(Vol2.p82-90)。「日本のキャンパスレイプ」を投稿予定である。 2.全国の大学支援機関に勤務する支援者に対するアンケート調査の実施と結果発表、論文作成 ①「性暴力被害を受けた学生の支援に関するアンケート調査」を行い、2018.12.6の全国大学メンタルヘルス学会で「性暴力被害を受けた学生の支援に関するアンケート調査」を発表した。②「大学学生支援部門の教職員による性暴力被害学生への支援に関する研究 」の論文を学会誌に投稿中である。 3.研究成果の取りまとめと普及啓発 ①大学生の性暴力被害者を支援するHP「大学生のための性暴力救援サイト」を改訂した。②大学生向けに性暴力被害に関する啓発リーフレットを作成し、全国保健管理集会、全国大学メンタルヘルス学会等で配布、希望があった大学に送付した。
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Research Products
(10 results)