2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study of factors to promote health of daily life in development disorders
Project/Area Number |
16K01784
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Research Institution | Kyushu Lutheran College |
Principal Investigator |
高野 美雪 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 准教授 (40433031)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ヘルスプロモーション / 生活リズム / 睡眠 / 疲労 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、発達障がい児に対する睡眠と疲労に関する生活リズムの現状について詳細な把握のための調査を行い、予防モデル構築を検討するための情報収集及び解析を実施した。 方法は、インタビューおよび質問調査とした。2019年度末まで、日本とフィンランドの保護者、子ども(10歳~22歳)、教員、専門家(医師、作業療法士、言語聴覚士、心理士など)の計104名にインタビュー、200名前後の規模の回収数で児童期から思春期の発達障がい児を養育中の保護者や生徒に対し各学校で質問紙を実施した。 この研究方法により、養育の状況および子どもの疲労度について「発達障がい児を育てる保護者の養育と健康-日本とフィンランドの比較から-」(ポスタ-発表P4,第14回東アジアヘルスプロモ-ション会議、2018年4月,於熊本,2018a)、通常学級在籍の中学生を対象とした睡眠や疲労度として「フィンランドにおける中学生の睡眠・疲労を中心とした生活習慣について―日本との比較検討を通して―」(ポスター発表P-30 ,第11回日本疲労学会, 2018年5月,於九州大学,2018b)、発達障がい児の生活リズムの現状と習慣形成への取組み(九州ルーテル学院大学紀要VISIO,49,2019)、各対象校での報告 (2018,2019)により、日本がフィンランドに比べ睡眠の問題がみられ、疲労度も高いことを報告した。 その結果を通して、フィンランドにおける不適応対策および卒後の社会的自立に即した教育活動が、生活リズムを自律的に向き合える生活習慣形成への働きかけを促し、ヘルスプロモーションを円滑に進める環境づくりに効果的である可能性が示唆された。
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