2016 Fiscal Year Research-status Report
少子高齢化における文化的影響に関するエコロジカル研究
Project/Area Number |
16K01802
|
Research Institution | Baika Women's University |
Principal Investigator |
廣川 空美 梅花女子大学, 看護保健学部, 教授 (50324299)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
権藤 恭之 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (40250196)
本庄 かおり 大阪医科大学, 医学部, 教授 (60448032)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 少子高齢化 / 文化 / 価値 / 健康 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は、WHOが公表している世界の健康の指標や世界価値観調査、OECDが公表しているデータ、ジェンダー・ギャップの指標などを収集し、さらにUniversity of North Carolina at GreensboroのVas Taras先生からMega-analytic datasetを提供してもらった。これらの変数を整理し、一つのデータセットにする作業を行った。現在554の変数あり、Hofstedeの文化指標については48カ国のデータを有している。アウトカムとなる変数として、平均寿命、合計特殊出生率、高齢化指標を抽出し、文化指標とこれらの少子高齢化指標との関連を検証する際に調整すべき変数の選定を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していたよりも早くにデータセットの作成に着手したことから、おおむね順調に進展していると判断した。しかし、先行研究の文献レビューが遅れており、データセットの変数が想定していたよりも多く、その整理に時間がかかり、記述統計以上の分析はできていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在のデータセットにおいて不足している変数を追加することが必要である。ある程度解析する準備が整い次第に分析を進める予定である。また、同時並行で先行研究の文献レビューに着手することが必要である。2017年度は作成したデータセットを用いて、文化指標とアウトカムデータとの関連を検証し、少子高齢化を予測する文化的指標のモデルを作成する予定である。
|
Causes of Carryover |
海外出張を予定していたが取りやめたため、分担研究者1名が分担金を使用しなかった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度の分担金と併せて、海外研究者との情報交換のための国際学会参加費として使用する予定である。
|
Research Products
(13 results)