2018 Fiscal Year Annual Research Report
Support for Children in the Gray Area Based on Regional Collaboration: A comparative Study of Japan and the United States
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16K01870
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
高橋 眞琴 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (30706966)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 淳一 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (00212035)
堀家 由妃代 佛教大学, 教育学部, 准教授 (80411833)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 気になる子ども / 発達障害 / 地域連携 / 保護者 / 認識枠組 / 事業所 / 支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度については,研究協力者が中心となって収集したグレーゾーンの子どもたちや発達障害のある子どもたちに行われている支援についてのエピソードについて,引き続き検討を加えた。日本の学校で外国語指導を行っている複数の米国の教員に,研究協力者が行ったインタビュー調査内容に基づき,米国におけるグレーゾーンの認識の概念化を行い,学会等で発表した。グレーゾーンや特別な教育的ニーズの捉え方の差異,文化の違いについて,今後も考察していくことが課題としてあげられる。今後に向けて,米国で行われている多様性を尊重する協同学習の方法についての情報収集も行った。併せて,気になる子どもの支援に伴う課題解決の方策の一つとして,「多様な子どもたちを包摂するスクールソーシャルワークのあり方」をテーマにした研修会を実施した上で,動画記録として,広く一般の方にも視聴いただくために,DVDの作成も行った。 年度末においては,予定通り,地域における気になる子どもや発達障害のある子どもの支援を行っている事業所関係者,保護者,支援者,研究者が参画し,ラウンドテーブルを開催した。地域連携を基盤としたグレーゾーンの子どもたちの支援の現状やありかたを様々な立場の人たちで考察する機会をもった。3年間の調査内容や地域において気になる子どもや発達障害の支援を行っている事業所関係者,保護者,支援者,研究者の論考を報告書としてまとめ出版した。ラウンドテーブルの開催案内,報告書の出版状況などは,所属大学の領域ホームページから案内し,広く一般に知らせるようにした。
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Research Products
(8 results)