2017 Fiscal Year Research-status Report
移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化
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16K02011
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Research Institution | Musashino Art University |
Principal Investigator |
小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (20459978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
板津 木綿子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80512334)
北脇 実千代 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (20369458)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 食文化 / 北アメリカ / 日本 / 人種・エスニシティ / ジェンダー / 食べ物 / レシピ / 料理本 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29(2017)年度は、第7回から第13回目の会議や研究会を開催し、研究テーマに関する調査研究を進めた。 第7回目の会議では、事務事項を確認したうえで、プロジェクトの方向性を具体的な事象を想定しながら話し合った。第8回目の会議では、おもにプロジェクトの理論的な枠組み、事象や事例の使い方や一次資料・二次資料の内容や妥当性について議論を深めた。各章の内容についても検討した。成果として出版する予定の本の構想について議論した。第9回目の会議では、研究会③を開催した。代表者・小澤智子が「料理書、料理本、レシピ、料理学校の歴史――研究動向の分析」という演題で、報告を行った。第10回目の会議では、研究会④を開催した。分担者・板津木綿子が「アーバン・スタディーズにおける資料(写真・統計・地図)の使い方とその読み解き方について」という演題で報告を行った。第11回目の会議では、研究会⑤を開催した。講師の今井祥子さん(特任助教、東京大学大学院博士課程リーディング教育プログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」)の講演「セレブリティシェフ松久信幸氏(ノブ)のオーセンティシティとその受容:アメリカと世界都市の事例から」を聞き、その後、活発な意見交換を行った。 第12回目の会議では、研究会⑥を開催した。講師の新田万里江さん(東京大学教養学部・武蔵大学人文学部 非常勤講師)の講演「『ハワイのオキナワ料理の創造論』再考――民族/国民料理の否定と形成に関する研究に向けて」を聞き、その後、参加者で討議を行った。第13回目の会議では、進捗状況の確認し、分担者・板津が投稿論文や資料を配布し、解説を行った。そして翌年度の予定を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
計画のとおり、一次資料や二次資料の収集は順調に進んでいる。そして、プロジェクトメンバーで先行研究などの分析を行いつつ、予定通り、講演会を2回開催することができた。海外研究者の招聘は予算不足で断念したが、オンラインのアーカイヴスやデータベースを活用し、海外の研究成果や情報を積極的に入手できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、ひきつづき計画のとおりに進めるつもりである。順調に調査は進んでいる。
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Causes of Carryover |
(理由) 書籍やそのほかの物品の購入を控えたため。 (使用計画) プロジェクトメンバーとの協議を踏まえて、予算計画を見直す予定である。
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Research Products
(6 results)