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2018 Fiscal Year Annual Research Report

International comparative study on local companies as a bearer in resolving the regional disparity

Research Project

Project/Area Number 16K02017
Research InstitutionNagaoka University

Principal Investigator

權 五景  長岡大学, 経済経営学部, 教授 (20341993)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords地域資源 / 地理的特性 / 文化的特性 / 技術の収斂 / 需要地との距離 / 人の移動
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、先進国は先進地域の和であり、先進地域は先進企業の和であるという見方から始まっており、主に先進企業のモトは何かを調べてきた。それを明らかにすることが、地域経済に活気をもたらすことにつながり、一国内の地域格差を是正する根本的な方法だと認識したからである。
2年目までは、先進企業の創業期のビジネスの殆どが地理的特性と密接な関係があることがわかった。ところで、類似した地理的環境ではあったが先進地域になれなかった地域の共通点として、1次資源を加工する道具作りを他地域の企業に頼ったため、地域内での新たなダイナミズムが胎動しなかったことも確認できた。
最終年度は、地理的特性に合わせて、文化的特性にもそのルーツがあることが確認できた。具体的には、西欧のキリスト教文化と貴族文化である。時計、音楽、美術関連産業が前者であり、ジュエリー、チョコレート、レースが後者の代表格である。特に注目すべき点として、西欧以外の国や地域にも宗教や貴族文化はあったものの、西欧のように産業として興ることができなかった点である。その理由は宗教と貴族文化の在り方の違いと深く関わっている点にあった。ただ、地理的特性または文化的特性を活かした企業であっても、道具または材料作りにいち早く成功したという点であった。それらの技術がばねとなり地域資源をそれまで以上に有効活用できるようになったのと合わせて、道具や材料作りに技術が収斂(蓄積)していくことが確認できた。また、その技術が他の産業と関わる中で初期の地域資源との関わりはなくても新たな技術の収斂によって技術が高まり市場が広まることで先進企業が登場し先進地域になっていくことと理解することができた。
また、域外の要因として、需要地との距離、アクセスの容易さが差を作った事例も複数見つけた。
最後に、人の移動が原因となり先進企業のモトを作った事例も複数確認することができた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2018

All Journal Article (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results) Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Journal Article] 豊かな地域と貧しい地域の理由に関する一考2018

    • Author(s)
      權五景
    • Journal Title

      韓日経済経営国際学術大会予稿集

      Volume: 33 Pages: 57-66

    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] 豊かな地域と貧しい地域の理由に関する一考2018

    • Author(s)
      權五景
    • Organizer
      東アジア経済経営学会
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2019-12-27  

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