2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Politics of Memory in the U.S. History of Racial Violence: A Case Study of the Emmett Till Incident
Project/Area Number |
16K02021
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
坂下 史子 立命館大学, 文学部, 准教授 (10594129)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | アメリカ黒人 / 人種暴力 / 記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、前年度に実施することができなかった調査を夏季休暇中に行った。具体的には、アラバマ州モンゴメリー市、バーミンガム市、セルマ市において公民権運動に関連した史跡および博物館を視察し、アフリカ系アメリカ人史の展示におけるエメット・ティル事件の語られ方・提示のされ方を調査した。また、フロリダ州立大学図書館Special Collections Research Center所蔵のDavis Houck Papers(ティル事件に関する新聞記事および政府関連史料)を閲覧・収集することができたことは、本研究課題の遂行において大きな成果であった。他方、ミシシッピ州で撮影予定であった "Till the Movie" の撮影が再度延期されたこともあり、ミシシッピ州を再訪し調査を完了することができなかったこと、また、メンフィス大学所蔵のティル事件に関する一次史料を閲覧・収集することは叶わず、これらの点は課題として残った。
|