2017 Fiscal Year Research-status Report
消費者の親和性が旅行先選択に与える役割と影響―口コミサイトの分析を通して―
Project/Area Number |
16K02102
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Research Institution | Osaka Seikei College |
Principal Investigator |
金 志善 大阪成蹊短期大学, 観光学科, 准教授 (30734909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小長谷 一之 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 教授 (50225463)
国枝 よしみ 大阪成蹊大学, マネジメント学部, 教授 (60465870)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 消費者行動 / 親和性 / 自国民族意識 / マーケティング / 知覚リスク / 口コミ / 選択行動 / 感情 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、オンラインによる旅行先の選択行動に際し「消費者の親和性」が、知覚リスク、自国民族意識とともに日本の観光地等旅行先の選択行動に与える役割と影響を明らかにすることを目的とし、29年度は、前年度に実施した調査の分析と学会発表が行われた。その内容は(1)口コミ旅行サイト「トリップアドバイザー」の韓国語版から韓国人の訪問率が高い福岡と北海道で好評な書き込みについて質的調査した結果を同年5月国際学会(International Conference by Tourism Institute of Northeast Asia, Vladivostok, Russia)にて口頭発表が行われた。(2)6月には台湾人の日本の旅行先選択に際し、消費者の親和性が、自国民族性の意識度にどのように関わっているか、その構造を明らかにするため、質問紙調査が実施された。分析結果は同年12月、研究協力者と共に国際学会(TTRA Asia Pacific Conference, The Hong Kong Polytechnic University)にて口頭発表された。現在(1)(2)論文執筆中である。次に12~3月にかけては、第2次調査としてアメリカ人を対象にフランスの旅行先選択に対する意識調査を実施した。結果の分析は、研究分担者から多くの助言を得て現在分析中である。この知見については、30年度11月に査読付き論文投稿、国際学会で発表する計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
29年度6月に実施された台湾人の日本の旅行先選択に対する調査については、当初の計画どおり実施された。その結果は同年12月、研究協力者と共に国際学会にて口頭発表された。現在論文執筆中である。また、第2次調査は、12~3月にかけてアメリカ人を対象にフランスの旅行先選択に対する意識調査を実施した。この分析結果は、30年度11月に査読付き論文投稿、国際学会で発表する計画である。
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Strategy for Future Research Activity |
台湾人の日本の旅行先選択行動に関する調査結果について論文執筆が予定されている。また、12~3月にアメリカ人を対象に定量的調査が実施され、これまでの結果と合わせて分析・論文執筆を予定している。30年度はこれまでの分析結果と文献レビューが行われる。
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Causes of Carryover |
(理由)第2次調査、フランスの旅行先選択について量的調査を行った。そのオンライン調査費用が年度を越える可能性があったため次年度使用額とした。
(使用計画)平成30年8月に開催される国際学会(International Conference by Tourism Institute of Northeast Asia)での投稿のため使用される。
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Research Products
(5 results)