2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K02133
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
小林 亜津子 北里大学, 一般教育部, 教授 (00383555)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 看護倫理 / 訪問看護 / 在宅ケア / 終末期 |
Outline of Annual Research Achievements |
国内外の文献および訪問看護ステーションや介護事業所のスタッフなどの協力を得て、これまでの科研費ですでに立ち上げているホームページの拡充を図ることができた。訪問看護師や他のケアスタッフが在宅での療養者の医療の決定に対してモラルジレンマを感じた事例を、在宅でのターミナルケア、障がい者のケア、難病患者のケア、認知症高齢者の医療選択などのカテゴリーごとに分類・収集し、その典型的な問題点を抽出することができた。また、これらの事例を、ホームページ上でデータベースとして公表することができた。 上記の研究内容を、ホームページ上ブログ欄を積極的に活用して、一般人(非専門家、公衆)にも発信することができた。在宅ケアで大きな役割を果たす療養者本人やその家族にも「看取り」や訪問看護の諸問題を理解してもらえるように、「けあNews」などで報じられているタイムリーなトピックを取り上げながら、分かりやすく伝えることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画で予定した通り、事例データベースの拡充を図り、すでに立ち上げているホームページ上で公開した。ホームページは、閲覧者からの書き込みやフォーラムへの参加を呼び掛けられるように設定しており、日本国内だけでなく、海外からの閲覧者や、新たな施設との交流をすることもできた。
|
Strategy for Future Research Activity |
国内だけでなく、海外の「訪問看護倫理」の事例も積極的に収集し、事例データベースの充実を図る。また、これらをもとに、在宅ケアにおけるモラル・ジレンマの全体像についての見通しを得て、次年度に作成予定の命題集の基礎とする。
|
Causes of Carryover |
購入を予定していてた図書の刊行が遅れ、次年度にずれたため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
購入を予定していた図書が刊行され次第、購入する。
|
Research Products
(1 results)