2020 Fiscal Year Research-status Report
新移民音楽の受容とフォーク音楽との関係を、音楽言説の観点から検討する
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16K02352
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Research Institution | Matsuyama University |
Principal Investigator |
黒田 晴之 松山大学, 経済学部, 教授 (80320109)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大衆芸術 / フォーク / 新移民 / 音楽言説 / クレズマー / レベティコ / ギリシア |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度も結果的に新型コロナウイルスの影響により、本報告者が研究分担者として加わっている、基盤研究(B)「ディアスポラの記憶と想起の媒体に関する文化人類学的研究」(研究課題/領域番号18H00783、研究代表者岩谷彩子(京都大学))、および本報告者が会員となっている、神戸・ユダヤ文化研究会によるオンライン研究会を中心に活動せざるをえなかった。 2021年3月27日の神戸・ユダヤ文化研究会の文化講座では、「ダガーニの描いた3点の花の絵」と題して、本研究課題にも部分的に関わるテーマについて報告をし、本研究会の会員・非会員らと意見・情報の交換ができた。 こうした活動以外に、ボーフム大学研究員Ioannis Zelepos氏(ミュンヘン大学から異動)と、ギリシア音楽レベティコの研究書の翻訳について、最終確認をしたのち、アテネおよびテッサロニキで、本研究課題に関わる現地調査・資料収集を、2021年春に実施する予定だったが、新型コロナウイルスによる影響のため、ことしも断念せざるをえなかった(音楽関係者による翻訳原稿の監修はすでに完了)。 2019年度の「今後の研究の推進方策」で触れたように、2020年度は本研究課題の最終年度にあたるため、立教大学異文化コミュニケーション学部と共同で(司会は同大学同学部教授の浜崎桂子氏)、ミュージシャンの大熊ワタル氏、広島市立大学教授の柿木伸之氏を、ディスカッサントに招いて、研究成果報告会「音楽は過去をどう想起したか 東欧ユダヤの音楽「クレズマー」を中心に」を開く予定だったが、これも断念せざるをえなかった。以上の2つの計画を次年度に実施したのち、最終成果を論文にまとめる作業に取りかかる予定である。これら以外の成果としては、丸善出版から刊行予定の『中欧・東欧文化事典』のエントリー「東欧ユダヤ音楽」の執筆があり、これが編集の最終段階に入っていることを付記する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスによる影響のため、2021年春にドイツとギリシアで実施予定だったヒアリング・現地調査・資料収集を、次年度に見送ることを余儀なくされた。 新型コロナウイルスによる影響のため、立教大学異文化コミュニケーション学部と共同で(司会は同大学同学部教授の浜崎桂子氏)、ミュージシャンの大熊ワタル氏、広島市立大学教授の柿木伸之氏を、ディスカッサントに招いて、研究成果報告会「音楽は過去をどう想起したか東欧ユダヤの音楽「クレズマー」を中心に」を、2021年春に開く予定だったが、これも新型コロナウイルスのために開催できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の補助事業期間を、1年再延長して令和3(2021)年度までとし、上記「現在までの進捗状況」で示したように、中止になった2つの事業を確実に実現したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスによる影響のため、2021年春にドイツとギリシアで実施予定だったヒアリング・現地調査・資料収集を、次年度に見送ることを余儀なくされた。 新型コロナウイルスによる影響のため、立教大学異文化コミュニケーション学部と共同で(司会は同大学同学部教授の浜崎桂子氏)、ミュージシャンの大熊ワタル氏、広島市立大学教授の柿木伸之氏を、ディスカッサントに招いて、研究成果報告会「音楽は過去をどう想起したか東欧ユダヤの音楽「クレズマー」を中心に」を、2021年春に開く予定だったが、これも新型コロナウイルスのために開催できなかった。 次年度使用額はすべて、上記の2つの事業を再開するために、使用することを計画している。
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Research Products
(2 results)