2020 Fiscal Year Research-status Report
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16K02369
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中尾 健一郎 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (30511662)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 旧鈔本 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は新型コロナウイルス感染症の数度にわたる流行により、調査予定の関東および関西の機関に収蔵されている『梅花無尽蔵』関係資料を閲覧することがかなわなかった。調査が実現できなければ研究論文等を作成することができないため、本年度の研究は現在入手できている資料を整理するにとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の数度にわたる流行により、資料調査に赴くことができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策は、最終年度を迎えたこともあり、可能であれば積み残した資料調査を完遂して論考を発表し、『梅花無尽蔵』伝本研究のまとめを行うつもりである。ただ新型コロナウイルス感染症の流行の収束が見込めず、資料調査を行い得なかった場合は、現時点で判明している事柄に限定して報告書を作成し、研究の遂行については後年を期したい。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては、まず調査研究のための出張がまったくできなかったことが挙げられる。次に調査時に生じる紙焼き資料をはじめとする入手すべき資料が得られなかったことが挙げられる。調査自体が実施できなかったことにより、必要と見込まれる書籍の購入も数件にとどまった。 なお、「その他」の支出は、本研究のために購入したノートPCが故障したことによる修理費である。 翌年度の使用計画としては、可能な限り調査研究のための出張旅費を確保し、新型コロナウイルス感染症の流行等の事情により出張がかなわなかった場合は、これまで発表した本研究に関する論考を製本し、報告書等を作成することを考えている。
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