2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Old English Gnomic Poems Maxims I and II
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16K02462
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| Research Institution | Rikkyo University |
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Principal Investigator |
唐澤 一友 立教大学, 文学部, 教授 (00347288)
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2016-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 古英詩 / アングロ・サクソン学 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究期間最終年度ということで、当初から本研究の成果として作成予定だった Maxims I および Maxims II のエディションを出版できる形に完成させるための作業を行った。昨年度に引き続き、両作品について、これらを記録した写本について、また、その構成やその他の詳細について、あるいはまた、両作品の内容、構成・構造、言語・韻律の特徴、その他の諸問題についての論考を文章にまとめると同時に、写本に基づき編集した古英語のテクスト、その現代英語訳、これに対する詳細にわたる注釈、グロッサリーなどについて、前年度に引き続き作業を行い、これらすべてを完成させた。また、出来たものを海外の複数の専門家に読んでもらい、意見交換などしつつ、それに基づく改訂作業も行った。これに加え、このエディションを近い将来出版すべく、出版社の選定を行い、年度末までに book proposal を書き上げ、英国の大学出版局にこれを送付した（現在審査中）。この他、従来雑多な詩的格言を寄せ集めただけで全体を通じてのテーマやまとまりがない作品と捉えられがちであった Maxims I について、その構成・構造や全体を通じてのテーマについて、本研究により得られた新たな知見に基づいて論文をまとめ、海外の専門誌にこれを発表した。また、Maxims II の中で、その解釈をめぐって長年議論を呼んでいる格言の解釈についても、本研究に基づく論考を国際学会で発表し、その席で海外の専門家たちとこの問題について議論した。
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