2023 Fiscal Year Annual Research Report
The Role of Translation in the Making of Nineteenth-Century US national Culture
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16K02503
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
古屋 耕平 青山学院大学, 経済学部, 教授 (70614882)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アメリカ文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度から2023年度にかけての研究は、十九世紀アメリカ文学における翻訳の役割というテーマを中心に行われた。2016年度、国内外の学会・シンポで発表を行い、ホーソーン「セプティミアス・フェルトン」に関する研究が共著『ホーソーンの文学的遺産』に収録された。2017年度、ロンドンの国際メルヴィル学会でメルヴィルの「白鯨」とドイツ翻訳理論の関連性を探る発表を行い、国内のシンポでアメリカン・ルネッサンスにおける翻訳の意義について発表を行った。2018年度、京都の国際ホーソーン学会でホーソーンの南北戦争に関するルポルタージュと19世紀写真メディアの関係について発表、ハイデルベルクの国際学会でフラーのエッカーマン『ゲーテとの対話』翻訳に関する研究を発表し、同研究についての論文を共著として出版、またメルヴィルの翻訳と単一言語主義に関する研究をESQ誌上で発表した。2019年度、日本ホーソーン協会でホーソーンの短編作品の分析、韓国外国語大学でフラーの翻訳とフェミニズムに関する発表を行い、ニューヨークの国際メルヴィル学会でメルヴィル『ピエール』における移民と外国語に関する発表を行った。2020年度、COVID-19の影響で参加予定の学会が全て中止になった。2021年度、国内の学会で、十九世紀のアメリカ文学における移動・移民についてのシンポや、アメリカン・ルネッサンスと住居に関するシンポジウムで、それぞれ発表を行った。2022年度、ChatGPTの文学研究・翻訳研究への影響を分析する研究を行った。2023年度、エマソンの翻訳理論に焦点を当てた論文を共著本として出版し、ChatGPTの文学教育への影響に関するエッセイも出版した。またソウルの成均館大学英文学科主催のコロキアムにおいてメルヴィル作品とコレラについての発表を行った。
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