2019 Fiscal Year Annual Research Report
The Shifts of Technology and Human Identity in American Literature
Project/Area Number |
16K02520
|
Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
新田 よしみ 福岡大学, 国際センター, 講師 (80465723)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
肥川 絹代 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (20740674)
下條 恵子 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (30510713)
C.SCOTT PUGH 西南学院大学, 文学部, 教授 (60244795)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | テクノロジー / 身体表象 / アンドロイド / 音楽 / 写真 / ポストヒューマン / アイデンティティ / オートマタ |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、論集執筆に向けた準備を始め、テーマ設定などを行った。しかしながら、研究者の研究状況の変化、家庭の事情や学務との関係から、論集の出版が無理であるとの結論に至った。 また、退職する研究者や勤務先を変える予定の研究者がいたため、科研最終年度は、令和2年度以降の研究テーマを決める年とした。具体的には、論文執筆が可能となるよう、研究書やパソコン等の購入をまず行った。次いで、研究テーマの再考を行った。テクノロジーというテーマで研究を進めてきたが、各研究者の扱う作家によって「テクノロジー」や「ポストヒューマン」という用語が意図する内容は異なる。そこで各研究者個人が「テクノロジー」、「身体表象」そして「ポストヒューマン」を改めて定義しなおした。それらの定義を踏まえて研究書や論文の精読を行うこととした。加えて、令和元年度で退職される先生や勤務先を変えられる先生がいたため、各個人の研究環境を整えることも重視し、その準備を進めた。 月一度の勉強会を不定期に開催し、各研究者が関心のある研究書を互いに精読しコメントし合うことで知識を深めていった。 各研究者の事情から、科研最終年度は大きな成果を残せていない。しかしながら、この一年間は来年度以降の研究の準備段階と位置付け、各自で蔵書購入、論文や研究書の精読、関連学会への出張などを積極的に行った。科研研究期間が終了した後のことを念頭に、各自が研究の方向性を再度見直し、必要な資料等を収集、精読することが中心となった。大きな成果を生み出すことが残念ながらできなかったが、その土台つくりをすることはできていると思う。 最後になるが、査読付きジャーナル、大学紀要などに論文を投稿した。査読付きジャーナルは残念ながら不採用となったが、査読委員の先生方からのコメントを参考に、今後の研究の方向性を決定することができた。
|
Research Products
(2 results)